EC Technology の 4port USB3.0 Hub の雑感です.いつもの通りまずは結論から書くと,
非常に良い!
です.
どうも Ugreen とか Anker とかと同じく中国深圳のメーカーのようで,これまたこれらの企業と同じく Amazon で商品を購入することができます.
取り扱っているのは,PC やスマホのアクセサリーで,日本だと ELECOM や IO-DATA などが対応するメーカーでしょう.
リンクを示したWebの商品紹介を見ると分かりますが,まず,気が付くのは,Apple を意識した金属筐体のものが大変多く,今回買ってみた Hub も同様です.少なくとも外観については,作りの荒い部分は見当たらず,決して安っぽくはありません.にもかかわらず,価格は Amazon で今だと1,700円程度と非常に安価です.
これだけでも非常に「良いな」と思うのですが,私が特に気に入っているのは,この Hub の端子の配置です.上の写真の通り,USB3.0 のポートが片面に3ポート配置されている他に,
この裏に1ポートのUSB3.0のポートと,「POWER」と注意書きされている microUSB のポートが用意されています.つまり microUSB のポートは電源供給専用のポートなのですが,一般に電源供給の可能な USB Hub はそうでないものより高価で,かつ,電源供給を行う端子は専用端子であることが多い.でもこの製品は,電源供給できるのに安価,かつ,一時的に電源供給量が不足するようならモバイルバッテリー等から供給すれば良い訳です.
要するに,この製品,モバイルPC用の USB Hub として最適なんですが,さらに,もう一つある裏面の USB3.0 ポートが非常に使い易い.どのような意味でかと言うと,これは実際に以下の写真を見てもらえば分かるのではないかと思います.
MacBook Air 11inch との組み合わせ例です.まず,見ての通り,デザイン的がそろっているため,純正品の様に見えるというのが嬉しいのですが,この3例ともに,USB3.0 の Ethernet アダプターを HUb 裏面の USB3.0 ポートに刺し,Logicool の無線キーボード,マウスとの通信を行うドングルを表面のポートに,さらに,最後の例ではUSBメモリが挿入されています.
最近のモバイルPCは,Ethernet のポートが無いものも多いですが,安定性や職場等によっては有線が使えなければならない場合も多いです.Ethernet は当然のことなららさらにネットワークケーブルを接続しますので,結構邪魔になる.しかし,見ての通り,この USB Hub の場合,USBメモリ等と逆向きにケーブルが伸びる,しかも本製品の接続用ケーブルに添わせるようにケーブルを伸ばすことが出来ますので,見た目スッキリと配線することができます.
あと,もしかしたら個体差があるのかも知れませんが,3番目の写真だとこの USB Hub に
- USB3.0 Gigabit Ethernet Adapter
- Logicool 無線キーボード,マウス用ドングル
- USB3.0対応USBメモリ
の3つを別電源を確保せずに同時に利用できています.これまで使った幾つかの USB Hub だと,別電源供給を確保しないと3つ同時(ものによっては2つ同時)に使うと不安定になったのですが,本製品だと安定して使うことが出来ます.これもかなり有難い.
と言うことで,本製品,かなり満足度が高いです.Ugreen の製品の場合だと,別に日本製の製品を選ばなくても良いや,でしたが,本製品を使うと,これから先,この類のものを選ぶ場合,まず,EC Technology 製のものを候補に考えることになると思います.日本製のものは高品質です.しかし,(価格的な)使い勝手やデザインを含めると,どう考えても日本製のものの方が劣るように感じることが増えてきている今日この頃です.