Windows 10 October 2018 Update 作業メモです.
昨日,October 2018 Update が配信されました.手持ちの複数台の PC に順にアップデートをかけましたが,
大きな問題は発生してはいませんが,やはり細かな問題はチラホラ……
参考までにアップデートしてみた端末は以下の通りです.
- Sony SVP1322A1J (Windows 10 Home 1803)
- Panasonic CF-RZ4 (Windows 10 Pro 1803)
- Lenovo Thinkpad X220 (Windows 10 Pro 1803)
- Hyper-V 上で動く仮想端末 (Windows 10 Pro 1803)
- DELL T3600(Windows 10 Pro 1803)
Sony と Panasonic の端末では,WSL が,Thinkpad と T3600 ではクライアント Hyper-V が有効になっています.また,クライアント Hyper-V 上には,Ubuntu, CentOS, Windows 10, 8, Server 等が載せられていますが,この辺りにはほぼ全くと言っていいほど問題は発生していません.
公式からの発表以外で気が付いたことは以下の通り.
- 高解像度環境等でのフォント線画が明らかに前よりきれいです.
- ストレージセンサー等の有効化をやり直す必要がありました.
- 前回と同様,mintty の為の FontLink が解除されてしまいました.
- 最新のドライバに強制的に置き換えられてしまいます.
- Hyper-V の仮想マシンのバージョンが 9 になっています.
大きく変わったなと思ったところはフォントの取り扱いです.フォントのインストールを「システム全体」とするのか「個人」とするのかが選択できるようになっています.なお,それぞれのフォントが実際にインストールされる先は以下の通りです.
- システム全体:これまでと同様 C:\Windows\Fonts
- 個人:C:\User\(username)\AppData\Local\Microsoft\Windows\Fonts
あと,この影響でしょうか.
mintty で Segoe UI Symbol に含まれている記号類が全く表示できなくなってしまいました.もちろん FontLink はきちんと設定しています.FontLink された日本語等の表示は大丈夫なんですが, なぜだか Segoe UI Symbol に含まれる記号は表示されない.
直接 Segoe UI Symbol を mintty のフォントとして設定すれば表示されるのですが,これだと字の幅や日本語がグダグダになるので使い物になりません.mintty を最新の 2.9.2 にアップデートしたり,思いつくありとあらゆることを試しましたが今のところ回避手段が見つかっていません.
2018/10/7追記:どうも mintty の方でも問題として認識されているようですね.
しばらく待ちたいと思います.
2019/1/9追記: DejaVu Sans Mono for Powerline.ttf だと問題が無い様ですが,未だに原因は不明みたい.
また,
を見て,RDP のキーボード誤認識問題がようやく解決したのかと思ったのですが,残念ながら完全解決はしていないようです.相変わらず,リモートデスクトップアプリから接続すると,
と同様の不具合を起こします.
なお,なぜなんだか,接続先 Windows 10 が日本語キーボードレイアウト(106, 109)だとリモートデスクトップで「全角/半角」キーが使えず,さらに,訳の分からない配列で認識されるのに,
を参考に,英語キーボードレイアウト(101)に切り替えると,「全角/半角」キーが使える英語キーボードとして認識されます.
前回と同様,ほぼ完全にシステムを入れ替えるからなのだと思いますが,全体的に動作が軽くなりますし,また,いろいろな所が改善されていきつつあることを感じることもできますので,特別な理由がない限り,アップデートを忌避する必要はないんじゃないかなと思います.
以上!