C.A.V.A 備忘録です.
これはなに?
コマンドラインで使える music visualizer です.
GitHub - karlstav/cava: Cross-platform Audio Visualizer
Cross-platform Audio Visualizer. Contribute to karlstav/cava development by creating an account on GitHub.
前の記事で cli-visualizer という同様の機能を持つものの導入について記しましたが,こちらの方がシンプルそうなので試しにこれも使ってみました.
cli-visualizer 備忘録
cli-visualizer 備忘録です. cli-visualizer って何? コマンドラインで使えるオーディオ用のビジュアライザーです.要するに音に合わせて上下に動くアレですね. 提供元サイトは, です.MacOS でも使えるようです...
C.A.V.A の導入
導入手順は以下の通りです.前回と同様,FFTW ライブラリと ncursesw ライブラリが必要です.
まず,必要なライブラリ類を導入します.
$ sudo apt install libfftw3-dev libasound2-dev libncursesw5-dev libpulse-dev libtool automake libiniparser-dev $ export CPPFLAGS=-I/usr/include/iniparser
次にソースコードを取得してコンパイル,インストールするだけです.
$ cd ~/src $ git clone https://github.com/karlstav/cava.git $ cd cava $ ./autogen.sh $ ./configure $ make $ sudo make install
これで /usr/local/bin に cava としてインストールされるはずです.
C.A.V.A の利用
cli-visualizer と同様です.自分のホームディレクトリ以下にある .config/cava/config で詳細設定を行います.私の場合は pulseaudio 使っているので,
$ vi ~/.config/cava/config ... method = pulse source = 3 ...
とするだけでした.ここで source に指定している番号は,
$ pactl list sources
とやればわかります(通常は何も設定しなくても良いらしい……).
C.A.V.A の負荷と使用感
残念ながら cli-visualizer と比べると負荷が2倍以上高くなってしまいます.Raspberry pi zero WH だとオーバークロックしていても LDAC 再生しながら使うのはかなり厳しいです.だいたいCPU負荷は25%から30%くらいになります.
また,機能についても cli-visualizer の方が多いようですし,当たり前ですが見た目もほとんど変わりません.
ということで,cli-visualizer をこれからも使うことになりそうです.
以上!