Geforce 3060 を eGPU 化して Windows 11 で使う備忘録です.
いつもの通り結論から書くと,
Windows 11 の「電源オプション」から「 PCI Express」 「リンク状態の電源管理」を「オフ」に設定する
必要があるようです.
使用環境
使用機器は以下の通りです.
- PC: Intel Kit NUC10I5FNH (Memory 32GB, NVME 256GByte)
- OS: Windows 11 pro 22H2
- eGPU BOX: Razer Core X Chroma
- GPU: 玄人志向 GeForce RTX 3060 GDDR6 12GB
GPU のドライバーは本稿執筆時点の最新の安定版 GeForce Game Rady ドライバーで,537.13 WHQL です.使っている GPU と eGPU BOX の Amazon リンクは以下の通り.
電源オプション設定
冒頭に記した通り,Windows 11 の電源オプションを設定しないと,きちんと動作してくれません.
起動してログイン画面は正常に動作するのですが,ログインすると画面がフリーズ
してしまいます.なお,カーネルごとフリーズしている訳ではないようで,リモートデスクトップでログインは可能でした.
必要な設定は,冒頭に記した通り,電源オプションの設定ですが,Windows 11 の場合,設定からこれを素直に設定できず,旧来のコントロールパネル経由での設定を行わざるを得ませんでした.
具体的には,
- Windows ボタンを右クリック
- ファイル名を指定して実行を選択
- 名前に「powercfg.cpl」と入力
- 選択されたプランから「プラン設定の変更」を選択
- プラン設定の変更から「詳細な電源設定の変更」を選択
- 電源オプションから「PCI-Express」を選択し「設定」から「オフ」を選択
です.
Windows 11 の場合はこれで大丈夫なようですが,Windows 10 の場合はそもそも上記の設定が「プラン設定」に用意されていないようで,この場合は,ターミナル(Powershell)から,
powercfg -duplicatescheme 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c powercfg -setactive 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c
を設定すれば良いようです.
おまけ
最後におまけとして,今回購入した玄人志向 GeForce RTX 3060 GDDR6 12GB とこれまで使用していた RADEON RX5500 XT の外観を比較を載せておきます.
まず,玄人志向 GeForce RTX 3060 GDDR6 12GBのパッケージは以下の通りです.まぁいかにもな感じですね.
中の様子は以下の通り,説明書?らしき紙以外はなにも入っていませんでした.
本体の様子と Razer Core X Chroma に搭載した様子は以下の通りです.Razer Core X Chroma はフルサイズの GPU を搭載できる BOX なので,2連ファンの GTX 3060 だとかなり余裕があります.
最後に以前使っていた Radeon RX5500 との比較です.箱はひとまわり以上 RTX3060 の方が大きいですが本体の大きさはほぼ変わりません.なお,RX5500 は2万円弱だった記憶があります.お値段は2倍しないくらいですが,性能は3倍近く違いますので,発売時期の違いはありますが,まぁ納得のいく入れ替えだったかなと思っています.
以上!