UGREEN USB-C and USB-A to RJ45 2.5G Ethernet Adapter 雑感です.
いつもの通り結論から書くと,
USB-C と USB-A の2つのタイプの Ethernet Adapter を買いましたが,多分端子形状が違う以外の違いはない
んじゃないかなと思います.
製品仕様
中国深圳の中華メーカーの UGREEN の USB-C 接続と USB-A 接続の Ethernet Adapter です.日本語公式サイトは,
ですが,残念ながらここには製品情報が見当たりません.Amazon のページは,
です.
製品の仕様の概要は,
- USB-A or USB-C to RJ45 Ethernet Adapter
- 10BASE-T/100BASE-T/1000BASE-T/2.5GBASE-T
- Windows, MacOS 対応
- 62mm x 26mm x 16mm
- 60g
で,最近安くなってきた 2.5Gbps 対応の Ethernet アダプターです.長いこと有線の環境は 1Gbps 止まりでしたが,最近ポツポツと2.5Gbps 対応製品が身の回りでも増えてきたので,既存の 1Gbps 対応の PC とかもそろそろ増速を考えようかな……と思って購入した訳ですね.もちろん 2.5Gbps 対応のスイッチも購入済みです.
開封の儀
購入はいつもの通り Amazon からです.ブラックフライデーで購入したので,お値段は 2,000円程度でした.USB-A のものよりも USB-C の方が200円くらい高かったです.今見るともう少ししますね.
届いた商品のパッケージは以下の通り,予想はしていましたが,商品写真が違う以外は同じです.比較的綺麗な紙箱で,とてもシンプル.
付属品は,製品本体と,USB 部分を保護するカバーとマニュアル2種で,マニュアルは両方とも全く同じものが入っていました.なお,片方のマニュアルには日本語訳が記されていましたが,もう片方の User Instruction の方にはなし.日本の消費者には特に警告は必要がないということなんですかね.
製品本体は以下の通りです.USB 端子と製品の印字の一部以外全く同じに見えます(同じだと思います).なお,製品の印字ではじめて USB-C 対応の製品のモデル名が CM648 で,USB-A 対応の製品のモデル名が CM648 ……え,全く同じ……ですね.消費電力も 5V 0.9A と全く同じです.まぁ,製品本体の作りはとてもよく,外観もスマートです.
なお,1Gbps 対応のものに比べると,アダプター本体は,やっぱり少し太めに感じます.手持ちの uni のアダプターと比較してみた様子が以下の通りです.ひとまわりくらい違います.
利用雑感
もちろん対応が謳われている Windows と macOS では全く問題がなく両方とも使えますし,きちんと 2.5 Gbps でリンクアップします.また,速度もきちんと出ています.
対応が明言されていないものについても一応チェックした結果は以下の通りです.
- iPad Pro 3rd gen. 12.9inch (iPadOS 18.2) : 利用可
- Xperia 10 IV SOG07 (Android 14) : 不可
- BOOX note Air (Android 10) : 不可
- Ubuntu 24.04.1 : 利用可
なお,Linux での認識状況は以下の通りです.
USB-A to RJ45 の方は,
$ lsusb ... Bus 002 Device 003: ID 0bda:8156 Realtek Semiconductor Corp. USB 10/100/1G/2.5G LAN ... $ lsusb -d 0bda:8156 -v Bus 002 Device 003: ID 0bda:8156 Realtek Semiconductor Corp. USB 10/100/1G/2.5G LAN Device Descriptor: bLength 18 bDescriptorType 1 bcdUSB 3.20 bDeviceClass 0 [unknown] bDeviceSubClass 0 [unknown] bDeviceProtocol 0 bMaxPacketSize0 9 idVendor 0x0bda Realtek Semiconductor Corp. idProduct 0x8156 USB 10/100/1G/2.5G LAN bcdDevice 31.f4 iManufacturer 1 Realtek iProduct 2 USB 10/100/1G/2.5G LAN iSerial 6 xxxxxxxxx bNumConfigurations 3 ....
$ lsusb -t -v .... /: Bus 002.Port 001: Dev 001, Class=root_hub, Driver=xhci_hcd/6p, 5000M ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub |__ Port 002: Dev 003, If 0, Class=Vendor Specific Class, Driver=r8152, 5000M ID 0bda:8156 Realtek Semiconductor Corp. ....
次に,USB-C to RJ45 の方は,
$ lsusb .... Bus 004 Device 002: ID 0bda:8156 Realtek Semiconductor Corp. USB 10/100/1G/2.5G LAN .... $ lsusb -d 0bda:8156 -v Bus 004 Device 002: ID 0bda:8156 Realtek Semiconductor Corp. USB 10/100/1G/2.5G LAN Device Descriptor: bLength 18 bDescriptorType 1 bcdUSB 3.20 bDeviceClass 0 [unknown] bDeviceSubClass 0 [unknown] bDeviceProtocol 0 bMaxPacketSize0 9 idVendor 0x0bda Realtek Semiconductor Corp. idProduct 0x8156 USB 10/100/1G/2.5G LAN bcdDevice 31.04 iManufacturer 1 Realtek iProduct 2 USB 10/100/1G/2.5G LAN iSerial 6 xxxxxxxx bNumConfigurations 3 .....
$ lsusb -t -v .... /: Bus 004.Port 001: Dev 001, Class=root_hub, Driver=xhci_hcd/2p, 10000M ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub |__ Port 002: Dev 002, If 0, Class=Vendor Specific Class, Driver=r8152, 5000M ID 0bda:8156 Realtek Semiconductor Corp. ....
どちらも USB3.2 対応機器として認識されています.また,チップセットは Realtek 8156 で,Linux 版のドライバは r8152 が使われていました.これ,予想はしていましたが,間違いなく USB 端子の形状以外は同じものですね.
テスト用の Ubuntu 24.04.1 on Macmini 2014 で運用してみて数日経ちましたが,きちんと 2.5Gbps でリンクアップしていますし,速度もきちんと出ます.また,VLAN の設定や Softether のブリッジも正常に行えますし,なにより,そんなに熱くもならず,安定して使えています.
と言うことで,本製品,安価で,作りも良く,しかもさまざまなOSで安定して使えるのでオススメです.長かった有線の 1Gbps の次が見えてきたなぁ……って感じる製品だと思います.
以上!