Plugable USB-C 電圧・電流チェッカーで色々測ってみた雑感です.
USB-C の機器が色々増えてきたましたので,せめて最初につなぐときくらいはチェックしてみようと思い,Plugable USB-C 電圧・電源チェッカーを購入してみました.
やっぱり目で見て確認できるって安心ですね.あと,つなぐだけですぐに測れるってのが良いところだと思います.
機器の概要
シンプルです.高級感こそありませんが,安っぽくも見えません.お値段は約2000円と格安です.
表示できるのは,電圧,電流,単位時間あたりの電力量の3つしかなく,切り替えボタンもありませんので,常に固定表示ですが,私の場合はこれで十分です.測定可能範囲は,
- 電圧 4V 〜 20V
- 電流 50mA 〜 10A
なので,USB-C の規格の範囲のものは全て大丈夫そう.もちろん,USB-C の信号は alt モードの信号も含めパススルーしてくれるみたい(実際してくれている)ですが,Thunderbolt3 での使用は勧めない旨販売元のページには記されています.
手持ちの機器で色々測ってみた次の通りです.
DELL XPS 9350 + Aukey PA-Y10
冒頭の写真がそうなんですが,これ,バッテリーが50%くらいで,さらにほぼ負荷100%近いときの状態です.見ての通りほぼ40W供給されています.もちろん,充電だけだとそんなにはいきません.せいぜい25W程度でしょうか.
満充電に近づくと,10W 近くまで落ち,
満充電に達すると,
きちんとほぼ 0W になります.
と言うことで,DELL XPS 9350 の場合は,30W の PD 対応充電器では少し不足しそうだなってことが分かったのと,満充電できちんと充電が止まってくれることが分かって一安心です.
Macbook pro 2017 + 純正充電器
この場合はきっちり 20V 出ています.Macbook pro の場合はサブ機なので,XPS ほどにはきちんと測っていません.
なお,無線マウスのドングルのみ刺さった USB-C の Hub をつないでみると,これには,5V x 0.5A なので,2.5W 程度の電気が供給されていました.
ただし,所有している Andobil の HUb
がなぜか Macbook pro と相性がよくなく,非常に不安定なため,これ以上のことは今の所試していません.
Microsoft Surface Go + Aukey PA-Y10
この組み合わせの場合は,だいたい 20W くらいの消費電力みたいで,これだと 30W の PD 充電器でも間に合いそうな感じ.
あと,少なくとも手持ちの PC の場合はどれも 20V 給電されてます.Surface はもう少し低いかもと思ったんですが,そんなことないみたいですね.
d-tab d-02K + Aukey PA-Y10
以下は満充電のときの様子なんですが,d-tab の場合は 9V x 0.5A = 5W 程度と,やはり PC に比べるとかなりの低消費電力な感じです.それなりにバッテリーを消耗しているときは,9V x 1.5A で,だいたい15W程度で充電されるようです.
Sony SBH56 + Aukey PA-Y10
さらに Sony の Bluetooth ヘッドセッドの SBH56 だと,5V x 0.1A =0.5W とホントに充電されているのかと思うくらい低いです.一応前もってかなりの時間使った後に試してるんですけどね…….
と言うことで,本機,必ず必要って訳じゃないんですけど,1台持っておくと安心ってものだと思います.なお,普通の USB の電圧・電流も変換ケーブルを使えば測れるとは思うんですが,変換ケーブル買うのと同じくらいの値段で測定器売ってますし,いろいろ変わった充電規格があるので,そう言うものに対応した製品を買った方が良い,ということで,すでに購入済みです.
まだあまり色々測ってなくて,どんなものかあんまり把握できてないので,こちらについてはまた後日ご紹介したいと思います.
以上!