USB-C to Magsafe2 ケーブル雑感です.
いつもの通りまずは結論から言うと,
少し動作が怪しいときもありますが使えています.恐らく 20V に対応した充電器だと使えるのだと.ただし,常用は避けておくべきだろうと思っています.
購入した動機
新しい MacBook pro があるので最近使わなくなっていた MacBook Air (11-inch, Mid 2013) なんですが,あまり期待していなかった elementary OS ってのを入れてみたところ,あまりに使いやすくて,使用頻度が大幅に上がってしまいました.
とは言え,すでに6年以上前の機種なので,さすがに今の MacBook と違って USB-C 充電には対応してはいません.
MacBook Air は 11inch なので,持ち歩いて使うことが多く,しかもバッテリーはさすがにヘタリ気味です(容量は新品のときの約8割という感じ).だからと言って AC アダプタを持ち歩くのもかさばるので避けたい.最近いつも持ち歩いている Aukey の PA-Y10 で充電できたら良いのに……と思ってダメ元で検索して見つけたのがこの変換ケーブルです.
レビューを見ると Ali-express で購入したとの記事が多く実際使えたと書いている記事が複数見つかったことから私もダメ元で購入してみた訳ですね.
購入元とお値段と使用感
購入は Ali-Express じゃなくて今だと Amazon で普通に買えます.発送も日本からのようで,注文して中1日で届きました.お値段は約2000円,ケーブル長は1.5mくらいでしょうか.
実際に届いたものは以下の通り,本体だけです.
ケーブルの作りは,Apple の純正ケーブルと同じような感じで,作りは悪くない,と言うか,かなり丁寧に作られているように見えます.
なお,Magsafe2 コネクタにはフィルムが貼られていました.で,実際 Aukey の PA-Y10 で使ってみると,キチンとMagsafe 部分が純正の充電器と同様,充電中は赤く光りますし,満充電になると緑色に光ります.
ただし,なかなか充電しないときもある.しかし,そのときはケーブルを挿し直したり,充電器をコンセントから一旦外したりすることで充電しますので,とりあえず,私が使う分には困らないってことがわかりました.
ケーブルまるごとなので,少し嵩張るのは確かですが,専用充電器を持ち歩くのにくらべればかなりましなので,無事目的を達成することが出来た訳です.ただ,これだけだと blog 記事としては面白くないので,近くにある充電器(他人の所有物も含む)で充電できるかどうか試してみました.
使えた充電器リスト
試してみて実際に使えた充電器は以下の通りです.
- Aukey PA-Y10: USB-C 出力 5V 3A, 9V 3A, 12V 3A, 15V 3A, 20V 2.3A
- Aukey PA-Y12: USB-C 出力 5V 3A, 9V 3A, 12V 3A, 15V 3A, 20V 3A
- Anker PowerPort Speed 1 PD 60: 5V 3A, 9V 3A, 15V 3A, 20V 3A
- UGREEN USB C PD2.0充電器 30W: 5V 3A, 9V 2A, 15V 2A, 20V 1.5A
- Apple 61W USB-C Power Adapter
- 45W USB-C Dell XPS 13 9380 Adapter
- Xiaomi Mi Notebook 付属 45W USB-C Adapter
逆に使えなかったのは以下の通りです.
- RAVPower RP-PB054: USB-C 出力 5V 3A
RAVPower RP-PB054 の場合は 5V3A にしか対応してないのでこれは仕方がないかなと思います.逆に驚いたのは 30W 出力の UGREEN の充電器が使えたことです.純正の充電器は 15V 3A で45W給電ができますので,15Vに対応してれば充電できるんじゃないかなと思ったんですが,実際測ってみるとそうではなさそうなことに気が付きました.
実際の測定結果
簡易的な USB-C 電圧計の測定になりますが,実際測ってみると,
なぜかどれも電圧 20V で充電
されるようです.純正品は 15V 3A の45W対応品ですから,電圧が合わない,というか5Vほど高く充電されるようで,さらに,電流も充電器の対応するかなりギリギリのアンペア数で給電されるようです.
道理で給電されたりされなかったりと動作が怪しいときがある訳です.と言うことで,本ケーブル,臨時に使うのはともかく,常用は避けておいた方が良いんじゃないかなと個人的には思います.いちおう満充電になるとキチンと充電が止まってるようではあるんですが,やはり怪しいことをしている訳ですから,用心できるところは用心すべきだと思います.
以上