macOS のストレージの「その他」を減らす備忘録です.
結論から書くと,
その他のかなりの部分は「キャッシュ」だったようです.特に Chrome のキャッシュが20GB近かった
です.
ストレージの「その他」って?
macOS の「システム情報」→「このMacについて」の「ストレージ」で表示される保存領域の使用率の分類の一つです.
「システム情報」アプリのウィンドウの一種で,実際「システムアプリ」の「ウィンドウ」メニューから選択することもできます.
そして,見ての通り,これ,アプリでも,システム用のファイルでも,ユーザーの作った書類でもないという分類に困る保存ファイルの総容量のようで,私のメインマシンの場合,これだけで約90GBと最も大きな容量を占めていることに最近気がつきました.
macOS の場合,上の「この Mac について」の「管理」ボタンを押すことで表示される
を使えば不要なファイル等を安全に削除することができるようになっています.しかし,残念ながら「その他」分類についてはなにもやってくれません.また「その他」にどんなファイルが分類されているのかの詳細も全くわかりません.
仕方がないので,ググったのですが,これは……というものも見つかりません.皆さん色々苦労されている様です.
仕方がないので,ターミナルからあちこちのフォルダで,
$ du -sh ./*
とやって,フォルダ以下のファイルが占める容量を見ていくことにしました.
調べた結果は?
完全に調べ尽くした訳ではありませんし,公式の資料に書かれていることを見つけた訳でもありませんが,どうも,さまざまなところにあるキャッシュやログ,ファイルの残骸などが「その他」に分類されているんじゃないかなというのが今のところの結論です.
私の場合特に大きな容量を占めていたのが,冒頭部分でも書いた Google Chrome ブラウザのキャッシュです.これだけでほぼ 20GB 近くの容量を占めていました.また,
- ~/Library/Cache
- /Library/Cache
も,一つ一つのファイルは大したことない容量ですが,全てまとめるとかなりの容量になっていました.
と言うことは,まぁ,~/Library/Cache とか /Library/Cache とかはターミナルから,rm -rf * とでもやれば(安全かどうかはどもかくとして)よいのですが,さすがに ~/Library 以下のアプリごとのフォルダを同じ様に消してしまうなんてことは出来ません.どんな設定が含まれているのか良くわからないからです.
これらはアプリごとにどれがキャッシュかを適切に判断して削除してやらないといけない訳ですが,そんなこと ~/Library 以下にある一つ一つのアプリに対応するフォルダごとにやってられません.
まぁ,Google Chrome の場合は,Chrome の設定から閲覧履歴を削除すれば良いですし,実際に削除すると 20GB のキャッシュがあっという間にゼロとなりますが,これは Chrome だからであって,こんな機能があるアプリの方が実際には珍しいです.
と言うことで,ナルホド,お掃除用のアプリで良さそうなものを探してくるしかないなぁ……という結論に至りました.
クリーナーアプリはどれが良いか?
と言うことで,クリーナーアプリを色々見てみたのですがどれが良いのかサッパリ分かりません.App Store から入れるのがまぁ安心かな……と思って見た目シンプルそうでそれなりの評価の CleanMyMac X を入れてみましたが,かなりお高いですし,常駐もしますし,さらに初回起動時になぜか長々とビデオが流れてかなりウザったい.と言うことで即消してしまいました.
他にもいくつか試したのですが,結局,あまり機能は多くはありませんが,Windows でも使っている Priform の CCleaner
をとりあえず使うことにしました.
ただし,もちろんなんですが,クリーナーソフトを使っても「その他」が 0 になる訳じゃありません.実際に私の場合もまだ「その他」が 50GB くらいを占めています.多分,brew でインストールしたファイルとかがかなりの部分を占めているのだと思いますが,この辺りが分かるよう,もう少し詳細な「その他」についての情報が表示されると良いのになぁ…‥とつくづく今回思いました.
あと,やはりキチンと掃除はすべきですね.CClener で削除できるものをした結果,大体40GB 近く「その他」が減少しましたが,合わせて体感で分かる位に macOS の動作が軽くなりました.皆さんも,今年の締めくくりとして macOS の掃除,試してみては如何でしょうか?
以上!