wavlink Thunderdock Pro II WL-UTD23 雑観です.Amazon の製品ページは以下の通り.
いつもの通り結論から言うと,
Thunderbolt3 対応のドッキングステーションとしては非常に安価ですし,普通に使えますので,悪い選択ではないと思います.
なお,8Kディスプレイにも接続できるようですが,持ってないので試していないことにご注意ください.
製品仕様と購入理由と結論
USB-PD での電源供給に対応した Thunderbolt3 接続のドッキングステーションです.製品サイトは,
です.WAVELINKさん,中国深圳の企業さんの様ですね.
製品の特徴は,
- Intel のチップセット JHL7440 を使用しているらしい.
- USB-PD での60Wの給電に対応している.
- Displayport × 2ポート(4K@60Hz,8Kの場合は1ポートのみで30Hz)に対応している.
- USB-A × 2ポート,USB-C×1ポート(10G),USB-A×2ポート(5G)の計5ポートのUSBポートを持つ.
- 音声入力/出力用の4pinのオーディオポートあり.
- Gigabit Ethernet 対応
でお値段約13,500円と,メーカー製のものだと平気で3万円超えてきますし,サードパーティ製品でも2万円以上はするものが多い中では,Thunderbolt3接続のドッキングステーションとしては破格に安価なことだと思います.
本製品,私が購入したものではなくて,勤め先の情報部門が全面的な BYOD 化の検討のために試しに1台購入したもので,評価のため私にも声がかかったものだということは前回紹介した,
と同じです.なお,情報部門がこれを試しに購入したのも電源供給が出来るUSB-Cに対応したドッキングステーションの中で最も安価だったことが理由です.
勤め先の情報部門の最終判断は,
悪くないけれど,大量購入するには販売チャンネルの問題があるので問題だなぁ……
ということで,不採用となりました.Amazon のダイレクトストア経由で買うのは1台2台の消耗品ならともかくそうでない場合は企業の場合は買い難いというのはそうだろうなぁ……と思います.
開封の儀
開封の様子は以下の通りです.
まず,パッケージですが,あまり高級感のあるものではありません.何となく,秋葉原や日本橋のPCショップで売ってそうな感じのパッケージです.まぁ,これで十分ですよね.
開けると入っていたのは,本体,ACアダプタ,70cmのThunderbolt3ケーブルと簡易的な説明書です.必要にして十分という感じでしょうか.
ACアダプタは20V6.5Aで130Wです.なお,アダプタとコンセントをつなぐケーブルは3pinのデスクトップPCなんかでよく使われるタイプのものでした.
本体の様子は以下の通り,前面に,USB-C,Thunderbolt3,USB-Aとオーディオポートが配置され,背面にそれ以外のポートが配置され,向かって左側面の前方に電源ボタン,写真はありませんが,向かって右側面の中央部にケンジントンロック用の穴が配置されていました.
本体の質感ですが,金属質かつスペースグレイっぽい色合いで,それほど高級感があるわけではありませんが,安っぽくもない感じ.これならば Macbook と組み合わせても違和感がない感じ,と言うか,組み合わせて使うことを考えて作ってるんだろうなぁ……と思いました.
利用雑感
少なくとも私が試した限りは,全く普通に使えました(当然そうでないと困るんですが).情報部門の判断と同じく悪くない,と言うか安価な分とても良い.
私の場合はすでに個人的に,HP Thunderbolt3 dock 120W G2
を所有していますので,改めて買うことはあり得ませんが,買う前なら購入を検討したなぁ……と思うくらいには良い.
欲を言えば,SDカードリーダーが付いていればより良いのですが,これは外付けのものを接続すれば良いだけですかね.
以上!