BELKIN の iPad 対応エクスプレスドックの雑感です.
Amazon のブランドページは以下の通り.
いつもの通り結論から言うと,
見た目通りだけど,ちょっと注意が必要
な製品です.同じような見た目ですが,MIXIT↑ iPhone5対応ドックスタンドとは異なりますのでご注意下さい.
もちろん充電台としての購入.iPad や iPhone には充電台(カッコ良い言い方だと「クレイドル」)が付いてこないので,純正品を買おうかと思ったのですが,iphone lightning dock は4,500円と結構高い.で,ipad には使えないので,どちらでも使えるものということで購入しました.
とは言え,この製品も Amazon で今だと4,500円前後と決して安くは無い.で,使い心地ですが見た目通りです.
写真は iPad mini3 との組み合わせ.オシャレとは言いませんが,安定しており,かつ,直付けされている USB ケーブルの長さもそれなり(1m程度)にあります.同期やアップデート,充電にも問題はありません.また,Lightning 端子の部分は,若干ですが,前後に動くようになっていることから,iPad の取り付け・取り外しがスムーズです.つまり,ipad と本アダプタの Lightning 端子の角度を厳密に合わせなくても取り付け・取り外しができ,地味ではありますが,便利な部分です.
なお,この Lightning 端子部分は前後に動くだけでなく,上下にも若干動きます.と言うか,製品的の特徴としてホームページ等に載せられているのはこちらです.Lightning 端子部の上下は,後部の黒い部分を回転させることで調整します.
で,この機能,使うかと言うと多くの場合使いません.
恐らく,この機能は,iPad にカバーを付けているときに使うのだと思うのですが,次の条件に当てはまらない限り使わないと思います.
iPad のライトニング端子を中心とした 27mm 以上 82mm 以下の部分がカバーで覆われない
iPad のカバーがライトニング端子を中心とした 27mm 以内の部分を覆う場合,Lightning 端子が底まで刺さらないため,そもそもこの製品が使えません.また,82mm 以上覆わない部分がある場合は,上下の調整をしなくても普通に本製品が使えてしまいます.
で,上の条件を満たすようなケースを探す方が大変です.多くの場合,iPad のケースは Lightning 端子の部分のみを覆わないタイプか,下部が広く空いているタイプのどちらかです.だから,多くの場合,この調整機能は不要です.しかし,たまたまこの条件に当てはまるカバーを持っている場合は,有効ということになりますので,もちろん全く無意味では無い.しかし,このギミックがあるからこそこの販売価格な訳で,使わない場合は一寸微妙な気分がしてしまいます.
もう一つ注意が必要なのは,製品特徴(Amazon の製品特徴部)にある「片手で接続を解除する事が可能」という文言です.
もちろん不可能な訳ではありません.工夫すれば可能です.しかし,この表現は誤解を招くのではないかと思います.本製品はそれなりの重さはありますが,この重量だけで本製品に載せた iPad 等を片手でスムーズに取れる(Lightning 端子から抜ける)訳ではありません.本製品をなんらかの方法で押さえておかないと,iPad と一緒に本製品が持ち上がってしまいます.だから,普通は片方の手で本製品を抑え,もう片方の手で iPad を上に引き上げることになります.
逆に言えば,Lightning 端子がスポスポ抜けるようだと接触が心配になりますが,そんなことはない訳です.しかし,「片手で接続を解除する事が可能」とまでは言えないじゃないかと思います.
とは言え,見た目通りの製品であることは確かです.iPad 用とは書いていますが,iphone6 でも問題なく使えていますし,見た目も安っぽくはない,安心して多くの人に勧めることのできるものだと思います.