Ugreen という恐らく中国のメーカーの USB2.0 Ethernet アダプタです.
Amazon スポンサープロダクトということでおススメされていた時期があり,見た目がよかったので、「まぁいいか」と購入してみたものですが,意外にもとても便利です.
まず,見た目から.Macbook を意識したのでしょうか.アルミニウム製で,スタイリッシュです.Ugreen との印字が無ければ,純正品かと見紛うレベルです.少なくとも外観はかなり丁寧な作りで,全く安っぽさはありませんが,実際にはとても安い.
日本だとほぼ Amazon でしか買えないのではないかと思いますが,1200円程度です.面白いのは,色が違うと値段も違います.USB2.0 で 10/100M にしか対応していませんし,日本のメーカーのものでも同じくらいの価格のものはありますが,見た目が良い分こちらの方がお得に感じます.
付属品は,各国語のマニュアルと8cmのドライバが入ったCD-ROM,および,USB2.0部分を保護する蓋だけです.
結構しっかりした作りの箱に入ってきます.
で,この製品,買ってから気が付いたのですが,色々な機器で使えるようです.公式には,Windows 8/7/Vista/XP, Mac OS X 10.4 and above, Linux kernel 3.x/2.6.x に対応しているとされていますが,使われているチップセットが ASIX AX88772 ですので,Wii や Surface RT, Chrome OS, 一部Android タブレットでも使えるようです.
実際に私が使ってみたのは,Windows 10とMacOS X,Surface RT, Raspberry pi ですが,刺すだけで使え,安定して使えます(Raspberry pi は linux kernel の ver によっては使えないかも知れない).
本製品の最大の欠点は,Gigabit 対応ではないことでしょうか.ただ,Gigabit 対応の USB Ethernet アダプタは USB3.0 接続がほぼ必須で,USB3.0 はどうしてもケーブルが太くなりがちで,取り回しが悪いことが多いですので,大量のファイル転送を行うなどしなければこれで十分なことが多いのも確かです.
唯一の欠点は,いまさら 8cm のCDにドライバが入っていてもどう使うのか位かな.一つ持っておくととても便利なのでおススメです.と言うか,Ugreen も ANKER も中国の企業ではありますが,製品の質が(すくなくとも外観は)高く,決して安かろう悪かろうとは言えなくなっています.ほぼ必要最低限のパッケージングも好印象です.小さな物かもしれませんが,日本のものを選ばなくても良いや,と感じるようになったことに少し驚きを感じています.