Cygwin のターミナルエミュレーターである mintty のマニュアルを見ていて気がついたことのメモ.
まずは mintty からコマンドを実行する方法.
mintty の標準は何もつかない方で -e オプション付きは他のターミナルとの互換性確保のためにある模様.
実行後に Windows を開いたままにするか否かは -h オプションで設定可能.
# コマンドの実行方法 $ mintty -e less ~/.minttyrc $ mintty less ~/.minttyrc # 実行後のウインドウを開いたまま $ mintty -h always ls
起動時のオプションの設定のうちの幾つかで使いそうなもの.
# 一時的なオプションの変更 $ mintty -o ScrollbackLines=1000 # Window位置の指定 $ mintty -p 100,100 # X=100, Y=100 $ mintty -p center -p right # 右上 $ mintty -p top -p right -p @2 # 2番目のモニターの右上 # Windowサイズの指定 $ mintty -s 80,40 # 80行40文字 $ mintty -s maxwidth -s maxheight # 最大化 # Window タイトルバー非表示(コマンドラインからしか使えない) $ mintty -B void less ~/.mintty # フレーム無し $ mintty -B frame less ~/.mintty # フレームあり
コピー・ペーストについては
- Shift キーを押しながらで矩形選択ができる.
- 選択した時点でクリップボードに入る.
- コピー・ペーストは,CTRL+SHIFT+C と CTRL+SHIFT+V を Option から設定できる.
- ダブル・トリプルクリックで単語やURLを選択できる.
フォントの大きさの調整は
- CTRL + plus と CTRL + minus で大小の調整
- CTRL + マウスのホイール上下で大小の調整
- CTRL + 0 もしくは CTRL + マウス中央ボタンでデフォルトに戻す
Window のリサイズ
- SHIFT キーを押したまま Window をリサイズするとフォントが同時に大きくなる
- ALT + Enter と ALT + F11 で Window 最大化
- ALT + F10 でデフォルトの Windows サイズへ戻る.SHIFT + ALT + F10 でデフォルトの Window サイズを現在のものに変更
その他は
- ALT + F8: ウインドウのリセット
- ALT + F3: スクロールバッファからの検索
- ALT + F12: vi などでの一時的な元のスクリーンの参照
- CTRL + TAB, SHIFT + CTRL + TAB: ウィンドウ切り替え
- ALT + F2: 作業ウィンドウと同じ大きさのウィンドウを開く
いつも使っているターミナルなのに改めてマニュアルを見てみると知らない機能がたくさんあるなぁ.いつも使うものはきちんとマニュアルを見るべきですね.反省.