NTEmacs で info おかしいことに気が付いたので修正.なお,NTEmacs は ver 24.5 で IME パッチがあたっている環境です.
gzip の追加
スタートメニューから直接 NTEmacs を起動し,M-x info として info を見ようとすると,gzip が無いと怒られました.今まで Cygwin から起動しており,Cygwin には gzip がインストールしてあったので,気が付いていませんでした.
The gzip home page
から Windows 用のバイナリを取ってきて,パスを切ったディレクトリ(私の場合は C:\Opt\ntemacs\24.5\bin)に入れれば無事見れるようになります.
Cygwin への対応
Cygwin から起動した場合,M-x info とすると,何故か「Can’t find the Info directory node」となってしまう.スタートメニューから起動した場合はきちんと表示できますし,NTEmacs の scratch 上でも以下の通り正しく Info のディレクトリが設定されているようです.
Info-default-directory-list # CTRL+J で評価 ("%emacs_dir%/share/info/")
おかしいなぁと思い,
EmacsWiki: Info Path
を見ていると,環境変数 INFOPATH がある場合は,こちらを優先するようです.NTEmacs で Cygwin の info ファイルを見ることは無いので,
$ vi /usr/local/bin/emacs #!/bin/sh emacs_dir=/cygdrive/c/opt/ntemacs/24.5 INFOPATH="" param="" for i in $*; do f=`echo "$i" | sed -e 's/^-.*//g'` if [ "$f" != "" ]; then param="$param `cygpath -i -w $i`" else param="$param $i" fi done $emacs_dir/bin/runemacs.exe $param &
としました.要するに,INFOPATH を空にしてから NTEmacs を起動するようなスクリプトを作って解決です.
なお,INFOPATH 以外の部分は Cygwin のパスと Windows のパスを書き換え,terminal 上から直接 emacs test.txt のようにしてファイルを開けるようにしたものですが,これは
Windows 10 に Emacs 64bit 版 をインストールする
Windows 10 に GNU Emacs の Windows 向けビルド 64bit 版(便宜的に NTEmacs と呼称)をインストールする方法をまとめてみます。2016年 7月現在の最新版 24.5 をインストールします。前提以下の
を参考にしながら少し書き換えたものです.