Ubuntu で gcc のバージョンを切替える備忘録です.
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Ubuntu 22.04 で使える GCC の ver.
特別なことをしなくても,ver. 9 から ver. 12 の gcc が使えるようです.普通に,
$ sudo apt install gcc-10
のようにすれば導入できます.
GCC を切り替える
これは update-alternatives を使うだけですね.gcc に限らず ver. 違いのものを切り替えたい時に使えるシンボリックリンク管理プログラムらしい.Debian 系ならつかえるものっぽいですね.
使い方は以下の通りです.まず,プライオリティを設定します.以下の例は gcc-12 の方を高いプライオリティにしています.
$ sudo update-alternatives --install /usr/bin/gcc gcc /usr/bin/gcc-12 20 $ sudo update-alternatives --install /usr/bin/gcc gcc /usr/bin/gcc-11 10
実際に切り替える時は,
$ sudo update-alternatives --config gcc alternative gcc (/usr/bin/gcc を提供) には 2 個の選択肢があります。 選択肢 パス 優先度 状態 ------------------------------------------------------------ * 0 /usr/bin/gcc-12 20 自動モード 1 /usr/bin/gcc-11 10 手動モード 2 /usr/bin/gcc-12 20 手動モード 現在の選択 [*] を保持するには <Enter>、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください:
のようにして,番号を選べば良いだけですね.なお,0を選べば優先度の高いものが自動選択されるようです.
以上!