NTEmacs 24.5から25.1への更新メモです.私の使い方だと今のところ特に不具合なく使えています.
NTEmacs で lookup する備忘録
NTEmacs で lookup する備忘録です.NTEmacs についてWindows 版 Emacs (通称 NTEmacs) の 64bit 版 version 24.5 です.有り難いことにでコンパイル済みのバイナリを配布してくれて...
に従って Emacs 24.5 をインストールしていることが前提となります.
NTEmacs 25.1 のインストール
まず,25.1 のバイナリは
GitHub - chuntaro/NTEmacs64: Windows 版 Emacs (通称 NTEmacs) の 64bit 版
Windows 版 Emacs (通称 NTEmacs) の 64bit 版. Contribute to chuntaro/NTEmacs64 development by creating an account on GitHub.
から emacs-25.1-IME-patched.zip を使わせて頂きました.自分でコンパイルするのは面倒なので,とても有難いです.emacs-25.1 というフォルダ以下に関係ファイルが展開されますが,私の場合はこの関係ファイル全てを何も考えずに,C:\Opt\ntemacs\25.1 以下にインストール,と言うかコピーします.
lookup を使えるようにする
Epwing 辞書の検索を行う lookup が使えるようにするために,NTEmacs 24.5 の bin フォルダ以下にインストールしていた
- eblook.exe
- fakecygpty.exe
- gzip.exe
- qkill.exe
を C:\Opt\ntemacs\25.1\bin 以下にコピーします.さらに,lookup のための elisp ファイルのインストールのため,
$ cd /usr/local/src $ tar -zxvf lookup-1.4+media-20160602.tar.gz $ cd lookup-1.4+media-20160602/ $ EMACS=/cygdrive/c/Opt/ntemacs/25.1/bin/emacs.exe ./configure --with-lispdir=/cygdrive/c/Opt/ntemacs/25.1/share/emacs/site-lisp --infodir=/cygdrive/c/Opt/ntemacs/25.1/share/info $ make $ make install
とします.
Windows 環境変数の追加と runemacs のスタートへの追加
Windows の環境変数 PATH に
- C:\Opt\ntemacs\25.1\bin
を追加します.また,C:\Opt\ntemacs\25.1\bin の runemacs.exe をスタート画面にピン止めしておきます.
Cygwin 用 NTEmacs 起動スクリプトの準備
Cygwin のターミナルから軌道できるよう,/usr/local/bin/emacs スクリプトを内容
#!/bin/sh emacs_dir=/cygdrive/c/opt/ntemacs/25.1 INFOPATH="" param="" for i in $*; do f=`echo "$i" | sed -e 's/^-.*//g'` if [ "$f" != "" ]; then param="$param `cygpath -i -w $i`" else param="$param $i" fi done $emacs_dir/bin/runemacs.exe $param &
で準備しておきます.
以上で移行完了です.大したことない作業ですが,複数手順ありますので,念のため.