Lexar Professional 1000x microSDHC/microSDXC UHS-IIカード 32GB を購入しました.少し前に購入した Sundisk の USB メモリが熱くなりすぎて目的の用途には使えなかったため,その代わりです.
見ての通り,32GB の microSDHC 32GB のカードとUSBメモリ型のリーダーが付属しています.調べてみると,SD カードの規格は,
一般表記 | 最大容量 | スピードクラス |
---|---|---|
SD | 2Gbyte | High Speedまで |
SDHC | 32Gbyte | UHS-IIまで |
SDXC | 2Tbyte | UHS-IIまで |
のようになっていて,スピードクラスは,
Bus Interface | Bus Speed | Spec Version |
---|---|---|
Default Speed | 12.5 MByte/s | 1.01 |
High Speed | 25 MByte/s | 2.00 |
UHS-I | 12.5 MByte/s (SDR12) 25 MByte/s (SDR25) 50 MByte/s (SDR50, DDR50) 104 MByte/s (SDR104) |
3.01 |
UHS-II | 156 MByte/s (FD156) 312 MByte/s (HD312) |
4.00/4.10 |
と区分けされているようで,要するに現時点で最も高速で,大容量を実現できる規格の製品です.
特徴的なのは,USBメモリ型のカードリーダーが付属していることで,この大きさのリーダーで UHS-II に対応しているリーダーは現時点で他に見付けることが出来ませんでした.価格は,Amazon で2,336円で,同容量の他のカードの2倍くらいの値段ですが,カードリーダー付属ですし最新の規格のカードですので高いとは思いません.
性能ですが,
凄い!
の一言です.microSD でも最新規格のものだとこんなに速いのかと驚きました.試しに CrystalDiskMark で測定してみた結果は以下の通り.
----------------------------------------------------------------------- CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo Crystal Dew World : http://crystalmark.info/ ----------------------------------------------------------------------- * MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s] * KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 152.350 MB/s Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 53.454 MB/s Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 13.165 MB/s [ 3214.1 IOPS] Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.873 MB/s [ 457.3 IOPS] Sequential Read (T= 1) : 133.387 MB/s Sequential Write (T= 1) : 51.593 MB/s Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 9.649 MB/s [ 2355.7 IOPS] Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.151 MB/s [ 281.0 IOPS] Test : 1024 MiB [G: 0.0% (0.0/29.8 GiB)] (x5) [Interval=5 sec] Date : 2016/09/24 13:35:55 OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
Sequential だとリード 150MB/s ,ライト 50MB/s を超えてます.
さて,このカードは,最初に書いた通り,「USBメモリ」の代わりに使えるんじゃないかと思って買いました.カードリーダーがまさにUSBメモリの形ですので,そう思ったんですが,ここで言う「USBメモリ」とは,USB メモリと同じようにブートドライブとしても使えるんじゃないかという意味です.
MacOS なんかそうなんですが,最近は光メディアではなく,USBメモリをインストール,もしくはリカバリ用のメディアとして使うことが多くなってきました.十分安いですし,容量も十分に大容量だからだと思います.で,素直に USB メモリを買ってきて使うのが素直なんだと思いますが,メディアの汎用性については microSD の方が遥かに高い.要するに対応機器が多い分だけ microSD の方が使いまわせる訳で,じゃあ microSD を USB メモリ代わりに使えると便利だよね,と思った訳です.
ということで,試してみると,
USB のブートメディアとして使えます!
実際に試してみたのは,MacOS Ei Capitan のインストールイメージですが,普通にブートしますし,Windows でも Mac でも単なる USB フラッシュメディアとして認識されます.と言うことで非常に満足なのですが,
熱い!
のが欠点です.USB3.0で高速書き込みを行うと microSD カードは触れないくらい熱くなる.ただし,USBのメディアリーダー経由だと,きちんと使えるし,メディアリーダー自体は,まぁ熱いよね,位の感じ.
前買った Sundisk のUSBメモリもそうですが,高速書き込み可能なフラッシュメモリは熱くなるものなんですね.だから熱が伝わらないような,もしくは放熱をしっかり行う状態で使うようより一層気を使わないといけないということですね.あと,これだけ熱くなるのだから,microSD 自体はいつ壊れても仕方がないと思いながら使うべきなんじゃないかと思います.