手持ちの MacBook Air 11 mid 2013 のバッテリーが持たなくなってきたのと,AMAZON で安くなってたので買った RAVPower の大容量バッテリー RP-PB054 雑感です.
付属の専用 AC アダプタでしか充電できないこと以外は満足
です.AMAZON の大安売りで約8,500円でした.製品ページは,
メーカーの希望価格は13,999円と,かなり安く買うことができました.
概要
本製品の特徴は次の3つだと思います.
- 20100mAh の大容量(MacBook Air 11-inch は 4680 mAh なので約4倍)
- ペットボトルのような形状
- 普通のコンセントが使える
要するに,容量の大きなモバイルバッテリーにDCをACに変換するインバーターが付属したものだと思えば良い製品です.この容量のモバイルバッテリーとしてみると8,500円程度でも高いと思いますが,インバーターが付属していると考えるとかなり安価に感じます.
良いところ
見ての通り,500ml のペットボトルより少し太いかな,という感じの形状で,実際,カバンのペットボトル入れに普通に収まる大きさです.
大きさゆえにそれなりに重いのは確かですが,ギリギリ常時持ち運び可能な大きさには収まっていると思います.外観は見ての通りマッドな感じ,手触りはサラサラで,高級感こそありませんが,安っぽくは決して見えません.
底には
の様に放熱穴以外に何もなく,差し込み口等は全て上部に集められています.
埃などの侵入を防ぐために,AC 部分には柔らかい素材でできた蓋がかぶせられており,開けると,
の通り,3ピンのコンセント入力口とインジケーターが現れます.
さて,本製品,使ってみてはじめて気が付いたのですが,USB (Type-A と Typc-C の2通り)だと刺すだけで電源供給されます.しかし,AC の場合は,上の写真だと右下にある小さなボタンを10秒くらい押し続け,コンセント部のインジケーターが緑色で点灯しないと電源供給されません.
逆に言うと,コンセント部分を使わないときは,右下の小さなボタンで電源供給を停止させておかないと,いざ使おうとしたときに,バッテリーが空っぽという事態になりかねないということです.しかしこれはまぁ仕方のないことでしょう.
実際に使ってみると,当初の目的である MacBook Air 11-inch の場合は普通に使う程度だと8時間連続で給電しても大丈夫.これ位だと,まだ,バッテリー残が1/3程度はあります.
また,MacBook 12inch や,MacBook Pro 15inch なんかの USB type-C 給電も問題なく行なわれます(同僚の持っているもので試してみた).USB type-C による給電だと,DC を AC に直す変換ロスが無い分,より無駄なく給電できるでしょうから,MacBook 系の予備バッテリーとして,本製品,ある意味最適な製品なんじゃないかなと思います.
残念なところ
と言うことで,本製品,電気の取り出しについてはあまり不満はところはありません.しかし,本製品の充電は,残念ながらやりやすいとは言えない.
と言うのも,本製品,充電は,専用の AC アダプタで行うしかありません.で,この充電器なのですが,正直言ってかなり邪魔になる大きさと形状です.
見ての通り,19V1.6A (約30W供給)のもので,大きさは,
のような感じで,大きくはありませんが,決して持ち運び易いとは言えません.時間がかかっても良いので,USB 経由で充電できれば良いのですが,製品ページにもある通り,残念ながらこれには対応していない.
一応本製品には,持ち運びを考慮して,
のようなかなり立派なケースが付属するんですが,見ての通りかなりの大きさ.さすがにこのケースを日常的に持ち歩こうとは思いません.時間がかかっても良いので USB 充電できればなぁ~というのが正直な感想です.
ところで,本製品の充電器,19V のものです.この 19V ってノートPCのアダプタとしてよく見る電圧で,この型のノートPC用の小型ACアダプタとして有名なものとして,
の “Dart” って製品があります.適当な変換アダプタさえあれば本製品でも使えるんじゃないかなぁ……って思うんですが,本製品,実際の接続端子の形状が
を見ての通りかなり細い特殊な形状で,これに合う変換アダプタがあるのかないのかイマイチ不明です.まぁ,それ以前に,Dart って約10,000円程度するんで,このために買うようなものでもありません.しかし使えるようならおもしろいなぁ,と思うんですが,どなたか試されている方は居られないでしょうかね.いや,いない気がするなぁ…….