SanDisk microSDHC SDSQUAR-016G を使ってみた雑感です.Amazon のブランドページは以下の通り.
Raspberry pi 等のSBC(Single Board Computer) で利用する目的で購入したものなのですが,
安くて速くてビックリです.
妙に速く感じるので,実際にどの程度の差があるのか CrystalDiskMark で測ってみました.
比較対象は,
- SanDisk SDSQUAR-016G (16GB, microSDHC, Class 10, A1)
- ELECOM MF-HCMR08GU11 (8GB, microSDHC, Class 10)
- Trancend 16GB (16GB, microSDHC, Class 2)
- Lexar Lexar Professional 1000x (32GB, microSDHC, UHS II Speed Class 3)
です.Lexar のものを除いて購入時の価格は1000円くらい(購入時期はもちろん違う).FAT32 でフォーマットし,ThinkPad X220 の内蔵SDカードリーダーを使って測定しています.
Trancend のカードが今まで使ってたもの.ELECOM のカードはいざと言うときの為に筆箱に入ってる予備のカードで,比較的最近買ったものです.
SanDisk SDSQUAR-016G の場合
ELECOM MF-HCMR08GU11 の場合
TRANCEND 16GB Class2 カードの場合
Lexar Lexar Professional 1000x
このカードの結果は,以前の記事
をご覧ください.また,このカードはより上位規格のスピードクラスのカードであること,その実力は専用のカードリーダーじゃないと発揮できないので,付属の UHS-II 規格のカードリーダーを使って測定していることに御注意下さい.
雑感と相性
今まで使ってたのは Trancend のもの(いつ買ったのかは忘れた)ですが,見ての通り,書き込みのランダムアクセススピードがあまりに違いすぎます.これだけ違うと,そりゃ体感が違いすぎるだろうなって感じです(実際全然違う).
ELECOM のカードは最近買ったものなのですが,読み込みはともかく,書き込みは2倍近い差があります.体感できる差です.
驚いたのは,Lexar の SDXC カードとの比較です.Sequential Read/Write はともかくとして,Random Read は殆ど見劣りしない結果,Random Write は2倍以上速いという結果となりました.このカード,確か現在最速の規格(A1規格に未対応ではあるが)のもののはずで,部分的とは言え,これを上回るとは思っていませんでした.
なお,A1 規格って知らなかったのですが,要するに,これはランダムアクセスがどの程度の速さなのかを表す非常に最近できた規格みたいですね.確かに規格通り今回のカードはランダムアクセスがそれなりに速い.
あと,買ってから気が付いたのですが,SanDisk のカードって,Raspberry pi 等の SBC と相性が悪いものがあるみたいですが,今回のカードは
- Raspberry pi2
- Raspberry pi3
- PINE A64+
のどれでも全く問題なく使えています.良かった良かった.