RAVPower RP-PB054 を USB Type-C で充電する備忘録です.
2017年発売の RAVPower RP-PB054,AC100V が使えるポータブル電源ですが,以前の記事
で書いた通り,
付属の専用 AC アダプタでしか充電できない
という欠点があります.持ち運び用のケースが付属しているとは言え,このポータブル電源を充電するためだけのACアダプタもち歩くのはかなりのストレスでした.
今回は,この辺りを何とかできないかなと試してみた備忘録となります.
必要な道具
今回,本製品を USB Type-C で充電するために用意したものは以下の通りです.
- fine-R USB-C to 5.5 x 2.1 mm ACプラグ変換アダプタ(約1400円)
https://amzn.to/3Wj4TZ0 - aceyoon 38種DCジャック変換アダプタ(約1300円)
Amazon.co.jp - Aukey Amp USB-C Wall Charger with Power Delivery 3.0
https://amzn.to/4bdniKL
Aukey の USB Type-C 充電アダプターは,2年前に購入した 5V 3A/9V 3A/12V 3A/15V 3A/20V 2.3A の PDU に対応した USB Type-C 充電器で,私がいつも持ち歩いているものなので,新たに購入したのは上の2つのものだけです.
まず,fine-R の USB-C to 5.5 x 2.1 mm ACプラグ変換アダプタですが,これは USB Type-C を汎用的な 5.5 x 2.1 mm の端子に変換するケーブルです.
このケーブル,単に端子を変換しているだけではなくて,USB Type-C 充電器に 20V で電源供給するよう指示するトリガー機能を持っています.なお,本ケーブル,AC部分の端子の形状として,
- 4.0 x 1.35 mm
- 4.0 x 1.7 mm
- 5.5 x 1.7 mm
- 5.5 x 2.1 mm
- 5.5 x 2.5 mm
- 7.4 x 5.0 mm
- 7.4 x 5.0 mm
- 11 x 4.5 mm
- Surface Connect
に対応したものが売られています.しかし,残念ながら RP-PB054 に合うものはない.このため,さらに変換が必要になります.そして,このために購入したものが,aceyoon 38種DCジャック変換アダプタです.
本製品,5.5 x 2.1 mm ACプラグ経のアダプタをさまざまな経のプラグに変換するアダプタをセットにした製品です.
含まれているアダプタの大きさは AMAZON のページを参照して頂ければと思いますが,ありとあらゆる大きさのものがセットになっており,RP-PB054 だと 2.5 x 0.7 mm のものが使えます.
最後に USB Type-C 充電器ですが,RP-PB054 付属の AC アダプターは 19V 2.6A の 30W 給電のものなので,少なくとも 20V 1.5A 以上の供給能力に対応したものでなければならなさそうですが,もちろん今回用意した Aukey の充電器はこの条件を満たしているわけですね.
実際の充電について
さて,実際に充電を試みた様子を写したものが冒頭でも示した以下の写真です.
見ての通り 20V で充電されていますし,実際に電池容量を示す LED の表示も順次満充電の状態に近付きます.という事で,結果としては,
きちんと充電できる
ことが分かりました.
ただし,満充電時きちんと充電がストップし,過充電状態にならないかどうかとかまでは確かめていませんので試される場合は「自己責任」でお願いいたします.
しかし,これで少なくとも出先の場合はいつも持ち歩いている USB Type-C 充電器と軽いケーブルを持ち歩くだけで充電できる訳で荷物がかなり減らせるということで,かなり満足しています.
まぁ,このためだけに,約2500円使ってケーブルとアダプターを購入するのはチョットどうかと思いますけど,この組み合わせだとACアダプタが 20V 近辺のものであれば,同じように充電できる可能性がある訳で,実際,この組み合わせで HP の Folio とか DELL の古いノートPCとかも充電できてしまいますしね.
緊急用として一式持っておくと便利なことは確かだと思います.
以上!