Transcend USB-C OTG メモリ 32GB TS32GJF850S 雑感です.
いつもの通り結論から言うと,
書き込み時かなり熱を持ちますので,機器によっては熱暴走するんじゃないかと思います.
製品仕様
まだあまり見かけることのない USB-C 接続,32GByte の USB メモリです.製品ページは,
で,同じデザインであと64GBのものがあるようです.JetFlash 850 シリーズとして展開されているらしい.
価格は約2000円(なぜか64GBのものもほとんど値段が変わらない)と,1000円以下で32GBメモリ最近は買えますので,それなりに高価です.USB-C 接続で,USB 3.1 Gen1 に対応しており,高速書き込みができるというメリットがあるからでしょう.
ただし,注意点として,本USBメモリ,ホストが,
USB OTG(On To Go) に対応
してないと使えないらしいです.Windows とか MacOS とか Linux とかだ大丈夫そうですが,スマホとかタブレットとかの場合は対応してるかどうかチェックしろってことなのだろうと思います.
あと保証は5年だそうで,結構長くて良い……のですけど,これ,壊れたからって保証使う人どのくらいいるのかはちょっと疑問ではあります.
使用感
外観は見ての通り,非常にコンパクトですし,金属質の筐体でかなり高級感があります.もっと小さな飛び出しの USB メモリもあるにはありますが,取り外しにくいので,実際使うときにはこの程度の飛び出しがある方が使いやすいです.
ただし,USB-C 端子を保護している透明なキャップはすぐに外れるようなことはないのですが,無くしてしまいそうでちょっと不安です.
実際に使ってみると,書き込み速度は Windows 10 かつ単一の大きなファイル書き込みで 30〜40MByte/s でした.私が使ってみたのは DELL XPS 13 で,USB-C Gen1 にももちろん対応しているので,規格上はもっとスピードが出ても良いはずですが,残念ながら書き込み時にはそんなスピード出ませんし,それ以前の問題として,最初に書いた通り,不安になるくらい熱くなります.接続した機器を暴走させかねないので,ベンチマークなどとてもやる気にはなれません.
逆に読み出しは 100MByte/s 程度で,ほんのりあったかい程度です.
最近は PC も USB-C ポートしか搭載されていないものが増えてきましたので,直接接続できる本製品,便利なのは確かなのですが,あまりに熱を持つので,常用できるかと言われると,かなり微秒な気がします.延長ケーブル経由で使えば良いという考え方もありますが,それだったら,普通の USB メモリを変換アダプタ経由で使うのと変わりませんしね.
小さなオフィス系のファイルをいくつか書き込んだり読み込んだりするだけだと瞬間的な書き込みなので,熱の問題が発生しないので,全く使い物にならない訳ではないのですが,注意が必要な製品であることは間違いがないと思います.
以上!