VENOEN F8 Gaming mini desktop PC 雑感と備忘録です.
これはなに?
Amazon で見かける結構安いんだけど,真っ黒で金属筐体な産業用っぽい見た目の小型PC です.私が買ったんじゃなくて,職場の情報部門が購入したもので,i7 7820HK と NVIDIA GTX1650 が搭載されている大きさの割にはかなりパワフルなPCなんだそう.購入用途を聞いてみると,
とにかく何でも良いので小さめの NVIDIA の最近の GPU が載ってるPCが急いで欲しかった
んだそうで,価格は10万円ちょっとだったらしい.
製造元は VENOEN という中国江蘇省の産業用PCとかミニPCとか作ってるメーカーで,2018年設立だそう.結構最近ですね.
情報部門で見たものは,F8 Gaming mini desktop PC という製品でした.
開封の儀
届いたばかりでまだ箱から出してもいなかったので,許可をもらって開封してみた様子が以下の通りです.
まず箱は段ボール色の Independent Graphic Card Mini Computer と書かれたシンプルなものでした.F8 Gaming mini desktop なんでどこにも書かれてない.多分販売ページ向けの名称で,メーカー的には「独立GPUのmini PC」ってのが元々の製品名なんでしょうね.
入っていたのは,本体,ACアダプタ,SerialATA ケーブル,本体を立てるためのプラスチック製の台座,それと小さな紙でした.マニュアルらしきものはなし.
ACアダプタは 19V9.47A の 180W 品で,いわゆるミッキーケーブルで接続するタイプでした.メーカーは HuntKey
というところみたい.
本体の様子は以下の通りです.あまり見た目良くないです.あまりにも黒々してますし,作りもさほど良くは見えない.あまりにも無骨なので見えるところに置いて使いたいとは(少なくとも私は)思えません.
内部の様子はさすがに確認はしませんでしたが,製品ページに写真が載せられています.どうも2連ファンの GPU がそのまま載せられているようで,本体の5/2は GPU で占められているみたいです.
製品雑感
製品自体は問題なく常時稼働しています(私のものじゃないんですが,職場の誰でも見れるところに設置されてます.黒っぽい棚の中に入れられているのでそんなに目立たない).
- CPU それなりにパワフル
- NVIDIA の GPU を搭載
- AC アダプタ駆動
- 小型(少し厚めのビデオデッキくらい.横幅は少し狭いかな)
- Ethernet ポート2つ搭載
- WiFi, Bluetooth 搭載
と拡張性こそありませんが,まぁ刺さる人には刺さるスペックですし,お値段も半導体不足で GPU のお値段エライことになってましたので,まぁお手頃だとは思います.
しかし,私が個人的に買うかと言われると,絶対買わないと思います.あまりにデザインが無骨ですし,メーカーのホームページはありますが,サポートページがなく,製品ごとの情報やドライバ,ファームウェアの提供もないからです.情報部門もどうしてもすぐに必要だったので仕方なく購入したものだそうですしね.
しかし,もうしばらくすれば改善されるかもしれません.
実際 Beelink なんかもつい2年くらい前はまともなサポートページありませんでしたし,ファームウェアのダウンロード MEGA だったりしてましたしね.
いま確認するときちんと製品ごとのサポートページが用意されていますし,もちろんドライバやファームウェアの提供も行われています.
まだ設立されて間もないメーカーですし,少なくとも今のところは常時不具合なく動いているの見てますので,生暖かい目で見守りたいと思います.
以上!