Raspberry Pi Zero 2W ピンヘッダ取付覚書です.実際に使ったピンヘッダの Amazon 商品リンクは以下の通りです.
Raspberry Pi Zero 2W について
昨今の半導体不足のせいで,長らく手に入らない,もしくは手に入ってもボッタクリ価格だった Raspberry Pi Zero 2W をやっと手に入れることができました.
購入は正規代理店の KSY
から,価格は正規価格です.ほんとうは Amazon から買えると楽だったのですが,約8000円とボッタクリ価格だったので諦めたわけですね.
いまだとまぁ良いかなという価格で買えるみたいですね(2024/4/27日追記
ピンヘッダがついたものもありますが,セットものなので,ちょっと割高ですね.
また,残念ながらピンヘッダは自分でつけないといけません.正直半田付け得意じゃないので,少し高くてもついているものが欲しかったんですが……残念ながら Zero W はともかく Zero 2W だとピンヘッダなしのものしかいまのところ売ってないみたいで,これについては諦めざるをえませんでした.
準備したもの
Zero 2W にピンヘッダを取り付けるために準備したものは以下の通りです.
- HAKKO のはんだごて(30W)
- HAKKO 精密プリント基板用活性ヤニ入りはんだ FS407-01 0.8mm
- HAKKO WICK はんだ吸取線 FR150-88
- HAKKO 高信頼性フラックス FS-200
- HAKKO 604P TIP CLEANER
- 使い古しのはぶらし
- 無水アルコール
- ピンヘッダ
ピンヘッダは昔買った,Geekworm 2×20 40Pin GPIO Stacking Header/Extender Kit
に付属していたものです.また,HAKKO のはんだごてと無水アルコールはかなり昔に買って持っていたものでしたが,それ以外は近くのホームセンターで新たに購入したものです.と言うか,最初ははんだごてに付属していたかなり直径のあるハンダでやろうとしたんですが,ニッチもサッチもいかなくて,次の日の朝,急いでホームセンターで買いました.
ピンヘッダ取り付け
ピンヘッダの取り付け中の写真等はありません.と言うか,写真撮りながらとか私には無理です.とにかくコツを掴むまで苦労しました.
まず,最初にやらないといけないのは,
- はんだごては十分に時間を置いて温めておく
- ピンヘッダの取り付け部分にフラックス塗っておく
です.フラックス塗っておかないとなかなかハンダがピン穴に流れ込んでくれません.
また,実際にはんだを流し込むやり方ですが,
- はんだごてをピンヘッダの根元に1秒程度押しつける
- その逆の側からはんだ線が 5mm 程度短くなるまではんだを押し付ける
くらいが良いみたいです.なお,あまり長い時間(3秒とか)はんだごてを押し付けると,ピンヘッダのプラスチック部分が溶けてエライことになります.
それから,面倒くさがらずに,3箇所程度半田付けしたら,はんだ吸収線とかはんだごてクリーナーとか使って,こて先をきれいにしましょう.じゃないとピンヘッダブリッジしちゃいます(ブリッジしたらはんだ吸収線で吸い取る).また,フラックス使うとベタベタ,かつ独特の匂いがしますので,それを除去するのに無水アルコールと使い古しの歯ブラシないとかなり辛いです.
作業を終えた様子は以下の通りです.
まぁまぁ綺麗に出来ましたが,ピンヘッダ付きで買った Zero W(以下の写真)に比べるとやっぱりガタガタです.
取付雑感
慣れているひとからしたら何てことない作業なんだと思いますが,私の場合,
- 取り掛かって終わるまで1時間程度かかってしまったこと
- いろいろ必要なものをそろえるのに2000円くらいかかったこと
- 熱で Zero 2W 壊さないかハラハラしたこと
- 仕上がりがあまりキレイではないこと
から,できれば少し高くてもピンヘッダ付きの方が良かったです.まぁ売ってないから仕方ないんですけどね.
しかし Zero 2W,実際使ってみると Zero W より圧倒的にパワフルで使いやすいので,安くて手に入りやすいからと言って,いまから Zero W を買うのは止めたほうが良いと思います.もちろん用途にもよるんだとは思いますけどね.
以上!