Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考(4)の続き.今回は FAX 機能についてです.
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (1) 購入の動機
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (2) 設置
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (3) 印刷機能
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (4) スキャナ機能
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (5) FAX機能
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (6) まとめ
まずは結論からなのですが,
FAX 機能を除いて少しでも価格を下げてくれた方が嬉しい
です.正直 FAX を使うことってもう無いです.とは言え,必要な人もいるのは確かなので,その方々向けの結論としては,
「家庭用FAX + インクジェット複合機」より「電話機 + 本機」
の方がお勧めです.もちろん,設置場所の問題を除いてです.
製品仕様からは分かり難いのですが,本機は super G3 FAX です.また,印刷・スキャン機能と同様にものすごく多機能です.本機に無くて家庭用FAX機にある機能って,窓センサー/ドアホンとの連携(これは対応する電話機を買えば使える)と,スマホ連携位だと思います.
このスマホ連携が出来ないというのはちょっと意外で,Brother のスマホ用アプリ iPrint & Scan 自体は FAX 連携も考えて作られている様なのですが,何故か本機のFAX機能は対象ではありません.最新機種の MFC-L5755DW だと対応しているようですし,更にFAX機能クラウド連携機能もあるようなので,新しい機能なんだと思います.
また,本機は,IP ファックス対応とマニュアル等にありますが,これにも注意が必要です.
通常,IP ファックスと言うと,LAN 等につながれた FAX 機どうしが IP アドレスを用いて互いに FAX データをやり取りすることをそう呼ぶのだと思うのですが,本機の場合は,NTTのひかり電話の基本(標準)サービスであるデータコネクトサービスを使ってやり取りする機能をそう呼ぶようです.
と言うか,データコネクトなんて機能がひかり電話にあるのを初めて知りました.これ,帯域保障された時間課金制のデータ通信サービスなんですね.例によって Yamaha のルータは対応しているようです.相手側が BROTHER の対応 FAX ならば,特に IP アドレスなどを指定しなくても電話番号だけで高速通信が可能なのは明らかにメリットです.逆にデメリットは,通常の電話と同様,時間課金されることでしょうか.IP ファックスだからと言って通信費が固定料金ではないことに注意が要ります.
FAX についてはテスト以外に使ったことないので,この辺りにしたいと思います.
さて,5回に渡り,Brother MFC-9340CDW の雑感を記して来ましたが,本機を購入して実際に使ってみて,色々プリンタについて思うところがありました.次回は全体のまとめとして,この辺りを少し書いてみようかと思います.