Cubilux USB to SPDIF Optical Audio Converter 雑感です.Amazon のブランドページは以下の通りです.
いつもの通り結論から書くと,
所有しているすべての端末で動作確認ができました.超小型で取り回しやすいですし,それなりの高級感もありでお値段以上の製品だと思います.
Cubilux って?
いちおう公式の製品販売ページは
にありますが,この Culilux というのはブランド名みたいで,実際の製造元は,Shenzhen HEZHEN Technology Co.,Ltd.ところのようです.名前からすぐに分かる通り中華メーカーですね.
公式の製品販売ページを見てみると,それなりに見目の良いコンパクトなオーディオガジェットを色々と作っているようです.
製品の仕様概要
今回購入した製品は,USB-C から SPDIF に変換するアダプターです.所謂 DDU とか言われるもので,PC等から,出力のみ持つオーディオインターフェースとして認識されて,出力された音声が SPDIF に変換されます.ノートPCとかを AV アンプなどにつないで,大きなスピーカーでPCの音を楽しむなどのときに使うものですね.
同様のことはステレオピンプラグ等を使ってヘッドフォン端子とAVアンプをつなぐことでもできますが,本製品の良いところは,デジタル to デジタルで音データを送れるところです.つまり音質の劣化を(基本的には)気にしなくても良い.また,SPDIF って 192KHz/24bit に対応していますので,所謂ハイレゾで音声を伝送できます.
なお,製品の詳細な仕様は,
をご覧頂ければと思いますが,
- Toslink のみ対応(光ケーブル接続のみに対応)
- 5.1/7.1 ch のサラウンドには未対応(ステレオにのみ対応)
- 音量調整には未対応
に注意すること以外は,利用できるOSの制限もありませんし,192KHz/24bit の出力にも対応しているということで,比較的制限のない変換アダプターなのではないかなと思います.
開封の儀
購入はいつもの通り Amazon からです.購入価格は約2,500円です.
パッケージはシンプルな紙箱でした.開けいにくいのであまり好きではないのですが,製品本体は中華ガジェットらしく白っぽい艶消しのビニールに包まれていました.中に入っているのは,製品マニュアルと本体のみでした.
製品本体の様子は以下の通りです.
まず,ケーブル部分はメッシュ調です.かなり細い.また,Toslink(光ケーブル)を繋ぐ部分は金属製(一部プラ)です.全体的に作りは悪くなく,必要最低限の大きさで,個人的には結構好みのパッケージと外観の製品でした.
製品の使用
実際に製品を使用してみた様子は以下の通りです.
masOS Sonoma
接続するだけで使えます.出力は「サウンド」から USB SPDIF Adapter を選択するだけです.
Windows 11
接続するだけで使えます.「設定」の「システム」>「サウンド」から「SPDFIFインターフェース」を選ぶだけで出力されます.
なお,プロパティを確認すると,DTS Audio とか Dolby Digital とかの伝送もできそうな感じですし,サンプリングレートも44100, 48000, 96000, 192000KHz/16bit, 24bit に対応とよく見るものは全部大丈夫そうな感じです.ただし実際に全部は試している訳ではないことにご注意ください.
Linux
手元にある elementary os 7.1 (Ubuntu 22.04) だと,接続するだけで使えます.実際の利用もサウンドの出力を USB SPDIF Adapter にするだけです.
どのように認識されているのかを見てみると,ID 0bda:4e27 に出てきていました.製品のメインチップは Realtek のもののようです.
$ lsusb Bus 004 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub Bus 003 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub Bus 002 Device 002: ID 0bda:0328 Realtek Semiconductor Corp. USB3.0-CRW Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub Bus 001 Device 005: ID 06cb:009a Synaptics, Inc. Metallica MIS Touch Fingerprint Reader Bus 001 Device 003: ID 13d3:56b2 IMC Networks Integrated Camera Bus 001 Device 002: ID 8087:0a2b Intel Corp. Bluetooth wireless interface Bus 001 Device 013: ID 0bda:4e27 Realtek Semiconductor Corp. USB SPDIF Adapter Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
iOS (iPadOS) 17.4.1
接続するだけで使えます.実際に使うときは Airplay から USB SPDIF Adapter を選ぶだけでした.と言うか,接続した直後から切り替わります.
画面キャプチャ画像は撮り忘れたので省略します.
Android 14 on Xperia 10 IV
やはり接続しただけで使えます.と言うか,接続したら何もしなくても音の出力先が本アダプターに変わりました.逆に接続したまま出力先を変える方法がよくわかりませんでした.
画面キャプチャ画像は撮り忘れたので省略します.
製品雑感
比較的安価ですし,つくりも良く,小型で,さらにOSを選ばずに使えるということで,非常に良い製品だと思います.
本製品と同じデザインで,本製品とは逆に SPDIF の信号を USB で取り込むアダプター(レシーバー)もあるようです.セットで買おうかと思ったのですが,よく見ると,こちらは本製品とは違い 192KHz/24bit には対応していないみたいなので,今のところは購入を見合わせています.
送受信両方に対応する Cubilux USB to SPDIF Transmitter and Receiver UCSTR-B3 を購入しました.詳細については以下をご覧ください.
以上!