モバイルモニターのベタベタを取ってみた雑感です.
いつもの通り結論から言えば,
無水エタノールでなんとかなりましたが,かなりタイヘン!
でした.
ベタベタになってしまったものは?
今回ベタベタになってしまったのは,バッテリー内蔵のモバイルモニター「ドスパラ Diginnos DG-NP09D」です.
2016年発売ですが,バッテリーとスピーカーを内蔵している FullHD モニターで,サーバーのセットアップなどをするときちょっと使うのにちょうど良いので重宝していたんですが,いつの間にか裏面がベタベタになってしまいました.
そのままでも使えはしますが,不快ですし,紙とかビニールがくっつくと困ったことになってしまいますし,実際,困ったことになりました.すでに利用開始して5年を超えているので,USB-C対応のモバイルモニターに買い換えても良かったのですが,まぁダメもとで一度本格的に掃除をしてみることにしたわけですね.
ペタペタの原因と対策は?
本製品,裏面は,サラサラのラバーコーティングです.いつもの通りググってみると,プラスチックとかゴムとかがベタベタになるのはいわゆる
加水分解
と言われる現象なんだそう.対策は,
を見ると,
- キッチンハイターを使う
- 重曹を使う
- ベビーパウダーを使う
- 消しゴムで擦る
- エタノールを使う
などすれば良いそう.今回は電化製品で,ところどころ穴も空いているので最初の3つはダメそうなので却下して,消しゴムも範囲が広いので却下,結果的に
エタノール
でやってみることにしました.
作業の実際
まず使用するエタノールですが,Amazon で1000円くらいです.
掃除用のものを購入しました.擦るものも必要ですが,これにはキッチンペーパーを使うこととしました.あと,作業を開始してから気がついたのですが,
- 霧吹き
- 新聞紙
もあった方が良いです.
オススメの手順は以下の通りです.
- 作業をする場所に新聞紙を延く.
- 霧吹きでペタペタした面に無水エタノールを直接吹き付ける.
- キッチンペーパーで無水エタノールで強めに拭う.
新聞紙を延くのは床に汚れがつかないようにするためです.作業を進めていくと,ゴム?の繊維のようなペタペタしたものがポロポロ取れて出てきますが,これが床に着くとなかなか取れずあとでエライ目に会います(実際会った).
霧吹きが必要なのは,キッチンペーパーに無水エタノールを含ませる程度では全く作業が進まないからです.
実際に作業すると無水エタノールでびしょ濡れな感じにしないとなかなかベタベタになった繊維が拭えないです.だからと言って,直接無水エタノールのボトルを傾けるわけにもいきません.だから霧吹きが要る.そして,かなり強めに拭わないとダメです.
正直開始直後はナメてたんですが,実際に作業を始めてみると,
B5用紙程度の面積しかないのに2時間近く作業終了まで掛かりました.かなり力も要るので結構ヘトヘトになりました.
ということで,作業前と作業後の様子が以下の通りです.
見ての通り,裏にあった白い文字等全部完全に消えてしまっています.逆にいうと,この文字を擦り取るような感じで作業を進めないとペタペタ取りきれません.また,元々はサラサラしたゴムっぽい手触りだったのがツルツルのプラスチッキーな見た目になってしまっています.
とは言え,当初の目標は達成することができ,もうしばらく作業用のモニターとして本製品を使い続けることができる状態になりました.
こういう作業って,けっこうな時間と労力かかるんですね.
良い経験になりました.
以上!