NTEmacs 25.1から25.2への更新メモです.最近は Atom ばかりでほとんど使うこともなくなりましたが,vi 以上 Atom 未満の作業で未だに使うことも多いんですよね.
前提とする環境は
です.
NTEmacs 25.2 のインストール
前回と同様に,
から,emacs-25.2-IME-patched.zip を使わせて頂きました.C:\Opt\ntemacs\25.2 以下にコピーするだけです.
lookup を使えるようにする
ふと気になって,lookup がどうなっているのかを調べてみると,こちらも ver up していましたので,
からダウンロードし,前回と同様にコンパイルしました.
ただ,何故か,M-x lookup すると,
Source file `c:/opt/ntemacs/25.2/share/emacs/site-lisp/lookup/lookup-select.el' newer than byte-compiled file
のような警告が出てきます.仕方がないので,M-x byte-compile-file から lookup-select.el を再コンパイルしてみましたが,完全には警告が消えません.
調べてみると,色々なファイルで同様の警告が出ているので,当該ディレクトリの中の elisp ファイルを全部再コンパイルすることにしました.ただ,ひとつひとつ指定していくのは面倒なので,まとめてできないものかと調べてみると,
に丁寧な解説が載せられています.どうも,
C-u 0 M-x byte-recompile-directory
みたいにすれば良いみたいですね.とは言ってもこんなの覚えきれませんが…….と言うことで,コンパイルし直してみると,
lookup.el:657:1:Error: Opening input file: No such file or directory, c:/Opt/ntemacs/25.2/share/emacs/site-lisp/lookup/lookup-logo.xpm
みたいなエラーが出てくる.仕方がないので,lookup-1.4+media-20170115/lisp から,
$ cp lookup-logo.xpm lookup-logo.xbm /cygdrive/c/Opt/ntemacs/25.2/share/emacs/site-lisp/lookup/.
のように xpm ファイルをコピーして再度コンパイルし,これで警告は出なくなりました.
なお,obsolete function を使っているとの警告が byte-compile のときに結構沢山出てきますが,これは,
interactive-p -> called-interactively-p 'interactive process-kill-without-query -> process-query-on-exit-flag
のように置き換えてやれば出なくなりますが,面倒なので私は放置しています.