DELL SupportAssist と DELL Update の備忘録です.
ちょっと困ったことがあったので,サポートの方にお聞きしたこと,試したことなどを備忘録として記しておきます.
これはなに?
DELL の PC とタブレットにあらかじめインストールされている(ことが多いと思う)メーカ謹製のドライバ・アプリケーションをアップデートするためのソフトウェアです.SupportAssist は,DELL のサポートページで,自分の PC に対応したDELL謹製の ドライバ・アプリケーションを自動検出するときにも使われるようです.
なお,DELL Update は自分の所有する PC のサポートページのドライバ・ソフトウェアから,SupportAssist は,
からダウンロードできます.
違いななに?
SupportAssist と DELL Update の違いは,
DELL Update の方が古くからのツールで,Support Assist の方がその後継ツール
だそうです(DELL のサポートの人の説明).
また,SupportAssist の場合は,単にアップデートだけじゃなくて,
- PC の負荷テスト
- ゴミデータの削除
- ネットワークの調整
なども統合されています.あと,DELL の PC の初期状態だと結構頻繁に定期実行される設定になっています(1週間に1度くらいだったかな).
ということは,SupportAssist の方が今は推奨なのかと思いきや,サポートの方曰く,
Support Assist も DELL Update も PC にある程度詳しい方に推奨するツールではありません.直接,DELL のサポートページから必要なドライバ・ソフトウェアをダウンロードされてください
だそう(オイ,いいのかそんなこと言って).理由は多分以下なんだろうと思います.
Support Assist と DELL Update の問題点
つまり,DELL の場合,謹製ドライバ・ソフトウェアの提供方法が以下の4通りあるということです.
- DELL Update
- Support Assist
- サポートページ + SupportAssist による自動検出
- サポートページから直接ダウンロード
そして,これだけあると,どうしてもタイミングとか設定ミスによって整合性が取れない部分が出てくる.
実際,DELL Update で「緊急」扱いのドライバが,SupportAssist だと「推奨」になっていたり,そもそも出てこなかったりしましたし,なぜか SupportAssist 単独の場合と,サポートページ + SupportAssist の場合も検出結果に違いが出てくることもありましたしね.
まぁ,完全に正確な自動検出は難しいんでしょう.提供している機種多が多いだけじゃなくて,カスタマイズも色々ですしね.ということで,結局は,サポートページから直接ダウンロードして下さい,ってことになるんじゃないかなと思います.
SupportAssist 誤検知をどうにかできるかもしれない方法
と言うことで,私の場合は,DELL Update はアンインストールしたのですが,SupportAssist は残したままとしました.なぜかと言うと,
SupportAssist の方が新しいツールなことと,サポートページをチェックするのが面倒!
だからです.
とは言え,誤検知が起きると,何度も同じものが検知されたり,いらないものが入ってきたり,が定期実行されかねませんが,これは,次のファイルを書き換えることでどうにかできるかも知れません.
C:\ProgramData\SupporAssist\Client\Agent\Config\DriverScanBlackListManifest.
xml
例えば,
にあるインテルチップセットドライバの誤検知の場合だと,DriverScanBlackListManifest.xml の適当な箇所に,
<winnotify description="Intel Chipset Device Software Driver" driver_id="KK6C2" installed_once="true" />
を追加すれば少なくとも繰り返し同ドライバが検出されることはなくなります.誤検知されたドライバ・ソフトウェアの詳細を SupportAssist から参照すれば driver_id についてもわかります.
以上!