DELL XPS Plus 9320 雑感です.
最初に結論から書くと,
いままで見た中で最も外観が良いWindows 13inch ノート
だと思います.すでに新型の 9340 が出ていますが,外観はほぼ全く同じですね.
なお,今回は私のものではなく,職場の情報部門に導入されたものなので,お試しに少しの時間触っただけのものです.したがって,使い勝手の細かい部分等についてはよくわかりません.あくまでパッと見ての感想です.
DELL XPS ???
DELL の XPS シリーズはゲーミングモデルを除けば DELL の PC のフラグシップモデルで,少なくとも少し前までは CPU などのカスタマイズによる違いを除けば,ノート型だと 13 inch と 15inch しかなかったと記憶していますが,いつの間にやら,
- XPS 13
- XPS Plus 13
- New XPS 13
- XPS 13 2-in-1
- New XPS 14
- XPS 15
- New XPS 16
- XPS 17
と,少なくとも商品ページを見る限り8モデルもあります.分かりにくいので,少し調べてみると,どうも XPS は旧モデル,New XPS は新(後継)モデルを表していて,Plus は XPS のプレミアモデルという位置付け,数字は画面の大きさ(インチ数)を表しているみたいです.
ただし,New XPS 13 は少なくとも外観からは,XPS Plus 13 の後継のようですし,NEW XPS 14 と 16 は旧モデルと違って GPU を選択できるようになっているので,単純な全製品と後継製品という位置付けとも言い難い……という感じです.
正直とても分かりにくいので,もう少し製品ラインナップの見せ方を工夫して欲しい気がします.
XPS Plus 13 9320 外観レビュー
今回の機種は,旧モデルの 13 inch XPS のプレミアモデルということのよう.CPU は i7 でディスプレイは 3.5K,お値段は20万円台半ばというところです.
私が見た時はまだ箱の中に入ったままで,セットアップも何もされていない開封直後だったのですが,その第一印象は,
えらく見た目の良いPCだなぁ……
です.実際の製品を撮影した写真は以下の通りです.
ディスプレイを閉じた感じは,いかにも DELL のここ最近のノートPC,ただし,他の DELL のノートPCと比較するともう少し上質かなってくらいです.フォルムは完全に真っ平ではなく,本の少し膨らみがある.
これまでと大きく違うのは開いたときの様子です.
見ての通り,真っ平なディスプレイの黒とこれまた真っ平なキーボード部分の白のコントラストがものすごくオシャレです.
見ての通り,タッチパッドとパームレスト部分の境目が全く分からないだけでなく,キーボードの高さとパームレストの高さが完全に同じですし,最上部のキーはボタンではなくタッチパネル化されており,白く光ります.
なお,最上部のキーは,デフォルトだと音量や画面輝度を調整ですが,Fn キーを押すと,旧来のファンクションキーとして機能するのはこれまでと同様です.実際,Fn キーを押すと,最上部のキーの光り方がファンクションキーを表すものに変化します.
写真は撮り忘れてしまったのですが,このあと,Macbook Air M1 横に並べて比較してみましたが,外観の良さはこちらの XPS の方が上だと思います.もちろん外観には好みもあるので,全員が全員そう思うとは限りませんが,多くの人,特に女性はそう感じる人が多そうです.
なんと言いますか,
のような感じのオシャレな白い部屋に置いてあっても何の違和感も感じない PC PC だと思います.
オシャレは我慢だ!
ということで,本製品,私がこれまで見た中で最もオシャレだと思う PC な訳ですが,逆に色々な欠点もすぐに見て取れてしまいます.
実際,拡張性はある意味最低限しかありません.USB-C ポートが両側の側面奥に1つだけ,つまり2ポートしかありません.イヤフォン用のポートもない.最上位機種なので,両方ともに Thunderbolt4 に対応しているようではありますが,Macbook Air よりもポート少ないです.
さらに,Fn キーがタッチパネル化されているのもあまり玄人には好まれないところだと思う.実際,情報処理部門の人も,オシャレだけど……Fn キーが無いのは……う〜ん……って唸ってましたしね.
さらに,正直,オシャレすぎて気を遣ってしまいます.PCって仕事の道具であって,オシャレ小物じゃありません.しかし,これだけキレイだと傷つけたり汚したりするのがすごく気が引けてくる.持ち運びにみかなり気を遣わないといけない感じで,そういう意味ではとても使いにくいです.
まさに,
オシャレは我慢だ!
は,本製品の特徴としてピッタリな言葉だと思います.
画竜点睛を欠くところ
最後に,本製品の付属品について.
本製品,もちろん AC アダプタが付属します……が,この AC アダプタがこれまでの DELL のものと同様のデザインのものです.写真は撮り忘れましたが,
の記事の最後の方印同梱品の写真があります.
せっかく本体が白くてオシャレなのに,AC アダプタはケーブル含めて黒々していて,AC アダプタ本体もプラスチッキーで高級感感じないです.おまけにいわゆるミッキータイプの取り回しにくい太いケーブルです.
このPCの外観なら,ACも白で統一すべきですし,ACアダプタもコンパクトな白い外観のものにすべきだと思うのですが,なぜかそうなってない.
まぁしかし,このあたりが DELL と Apple の違いなんでしょうね.Apple の場合は付属品までしっかりデザインを合わせてきますからね.
DELL XPS Plus 9320 雑感
とは言え,Windows 機で本体だけとは言え,Apple の製品を超えるデザインのものが出てきたことは喜ばしいことだと思います.デザインが良いと気分が上がりますしね.
現在の私の業務機も XPS の2019年モデル 9380 で,今年で5年,したがってそろそろ入れ替えを考える時期ですが,もし,また XPS を選んだとすると,この外観のものになりますが……まぁ外観は素晴らしいのですが,問題はやっぱり Fn キーがタッチパネルに我慢ができるかでしょう.
なお,私の使っている XPS 9380 は 4K モデルですが,現行の XPS は最高でも 3.5K です.しかし,これについては13 インチモデルだと欠点ではなく,利点だろうと思います.画面解像度高いとその分消費電力増えますし,13インチだとどちらにしても拡大表示させないとダメですしね.正直1.5倍でも2倍でも文字の綺麗さに違いは(少なくとも私の場合は)感じないですしね.
以上!