Raspberry pi のディストリビューションである Raspbian が,Jessie から Stretch になってたので,追従してアップグレートしてみた備忘録です.元ネタは
ですが,このままだと少し不具合があるので,少し手順を加えています.
注意事項として,
戻せない!
そうです.基本となるデータベースが MariaDB に変更されるかららしい.また,掛かった時間を考慮すると,多くの場合で,
入れ直した方が速い
んじゃないかなという気がします.
手順は以下の通りですね.まずは,元の手順にはありませんが,念のため Raspberry pi のファームウェアをアップデートしておきます.
$ sudo rpi-update $ sudo reboot
次に Jessie のパッケージを最新にアップデートします.
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ sudo apt-get dist-upgrade
その後,チェックを行います.
$ sudo dpkg -C $ sudo apt-mark showhold
知りませんでしたが,dpkg -C は,
インストールが中断されているパッケージを検索する.dpkg はインストールを完了させるために行うべきことを提示する.
んだそうです.また,apt-mark は,自動的にアップデートするか否かの制御を行うコマンドで,apt-mark showhold は予想できる通り,アップデート保留とされているパッケージを表示するものらしい.
私の場合はどちらも全く該当パッケージが無かったので,Jessie から Stretch へパッケージのリポジトリを変更して,アップデートをシュミレートしてみます.
$ sudo sed -i 's/jessie/stretch/g' /etc/apt/sources.list $ sudo sed -i 's/jessie/stretch/g' /etc/apt/sources.list.d/raspi.list $ sudo apt-get update $ sudo apt-get --simulate upgrade
結果は,もちろん,これは人によって違うはずですが,アップグレードが651個,保留が351個と,実運用しているシステムをアップグレードするのは完全なバックアップ無しではとてもではないけど出来ません.まぁ,私の場合はテスト運用のものなので良いのですが…
で,実際のアップデートは以下の通りです.
$ sudo apt-get upgrade $ sudo apt-get dist-upgrade $ sudo reboot
数が多いせいでしょうか,時間はそれなりに(かなり)かかります.
最後に,
$ sudo apt-get autoremove
として,使われていないパッケージをアンインストールして終了です.
以上