Netgear M4100-50G-POE+ 雑感です.もちろん個人向けではあり得ません.職場関係で見せてもらったものです.
こういうエンタープライズ向けのものはあんまりレビュー等無いと思いますが(需要もそんなに無いと思いますが),滅多に実物を間近では見れないので,少し思ったところを書いておこうと思います.
いつもの通り結論から言うと,
これで実売20万円切るんですよ.「激安」ですねぇ……
としか言いようがありません.製品サイトは,
ですが,特徴を並べてみると,
- 48 Gigabit Port + 4 SFP Port = 52 Port
- PoE+ に 24 Port が対応(380Wまで給電可)
- もちろんインテリジェント
- 定価19,0000円(定価で20万円切ってる……)
となるのですが,こんなスペックちょっと前だと100万円簡単に超えてたハズ(と言うか,48ポートで PoE+ に対応しているスイッチ自体が無かった)です.
冗長化電源等には対応していないので,ミッションクリティカルなところには使えないとは思いますが,それにしても……な価格です.あまりに安いので,いきなり全面導入は怖いので,とりあえず何台か導入して半年程度使ってみたそうですが,担当者曰く,
普通に使うだけならこれで十分ですねぇ……
とのこと.たまに設定をいれても再起動しないと有効にならないことがあるそうですが,全て,
まぁ,この値段だったら仕方がないか……
と許せてしまうんだそう.確かに一度設定を入れたら滅多なことでは変えませんからね.
さて,本製品,基本機能はともかく,それ以外のツッコミどころもある製品です.まず注意がいるのは USB ポートです.
これ,前面にあり,てっきりシリアルコンソール用のポートかと思ったのですが,そうではなくて Config 等を保存する USB メモリを刺すポートだそう(国内製品だと SD カードを使うことが多いと思うのでちょっと意外).
じゃあ,シリアルコンソール用ポートってどこにあるのかと言うと,背面にあります.
しかも,見ての通り,昔懐かしいシリアルポート! と言いたいところなんですが,さらに左側に miniUSB ポートもあります.
これ,どちらもシリアルコンソール用ですが,miniUSB ポートのとなりにある小さなスイッチで切り替えて使うものみたいで,シリアルコンソール用に miniUSB 使ってるの初めて見ました.なぜ miniUSB なんでしょうねぇ…….保存用の USB ポートと見た目で区別が付くようにするためなのかなぁ…….かなり謎です.
あと,なんでシリアルコンソール用のポートを背面に持ってきたんでしょうか…….それも 場所を取らない miniUSB なのに…….ラッキングしたあと絶対使い難いと思うんですが.これもかなり謎です.
最後に,ツッコミどころというか,知らなかったことなんですが,
ProSAFE って,「横川電機」の登録商標なんですね.知りませんでした.調べてみると,横川電機の統合生産システムの安全計装システムの製品名らしい.
うん,確かにこっちの方が機能から考えても ProSAFE ですねぇ.いままで ProSAFE って聞くと Netgear のスイッチしか思いつかなかったんですが,これからは横川電機のことも思い出すようにしたいと思います.
以上!