Raspbian Blaster Lite を Raspberry pi 3 model B に入れてみた雑感です.
Debian 10 Blaster って?
Debian 10 Bluster が出たのがつい何日か前だったような気がしてたんですが,Raspbian もいつの間にか Blaster ベースのものが正式リリースになってることに今日気がつきました.
今日は少し時間があったので,Raspbian Blaster Lite を試しに空いていた Raspberry pi 3 model B に入れてみることにしました.
導入方法
至ってフツーです.ISO を上記サイトからダウンロードしてきて,Etcher
で 16GByte の microSD に書き込んで起動するだけです.
さすがに公式ディストリビューションなので,全く何もエラーなど表示されることなく起動して来ます.しかし,今までよりも起動に時間がかかっている様な…….起動後,
- login: pi
- password: raspberry
でログインできるのはこれまでと同じ.で,さっそく,
$ sudo apt update; sudo apt upgrade
とすると,リポジトリを test から stable にするけど良い?って聞いて来ました.もちろん y と答えると,カーネル他のアップデートがかかりました.なお,このアップデート,あまり速くない microSD を使ってるからだと思いますが,かなり時間が掛かってしまいました.
予想外だったのは,Raspbian Blaster Lite だと最初は sshd が有効になっていないことです.
sshd を有効にするには,
$ sudo raspi-config
から,5. Interfacing Options → P2 SSH を選んで有効化しないといけません.
最近は DietPi ばかり使ってて,Raspbian 入れるのかなり久しぶりなので,前からこうだったのかも知れませんが,ヘッドレスで導入できるとかなり面倒が減るので,これについてはかなり残念に感じました.
sshd の設定さえしてしまえば,あとは外の端末から ssh で設定できます.
再度,
$ sudo raspi-config
として,4. Localisation Options から,
- I1 Change Locale → ja_JP.UTF-8
- I2 Change Timezone → Asias: Tokyo
- I3 Change Keyboard Layout → PC generic de 105 tecles (intl.) → Japanees
- I4 Change Wi-fi Country → JP
を,念のため,7. Advanced Options から,
- A1 Expand Filesystem
を選択して再起動しました.
ネットワークの設定
次にネットワークの設定を行うため,再度,
$ sudo raspi-config
としたのですが,なぜか,設定できるのは,
- N1 Hostname
- N2 Wi-fi
- N3 Network interface names
の3つで,有線LANの設定がここからできません.
また,N3 の Network interface names は,説明を見ると,
Enable/Disable predictable network interface names.
となっていて,これだけ見ると,「ネットワークインターフェース名を 予測可能にするか否かを切り替える」ようみ見えます.試しに「予測可能」な方を選んでみると,再起動がかかり,有線LANのインターフェース名が,
eth0 → enxbbbbbbbbbbbb (bbbbbbbbbbbbb の部分は mac アドレス)
の様になっていました(最初何が何だか分からなかったのですが,よく見ると見たことのある様な感じのものだったので,mac アドレスと比較してみると,そのまま同じでした).
少し調べてみると,すでに obsolated とはなっていますが,
に説明があります.ナルホド,systemd だとこの名前のつけ方が標準になるんですね.知りませんでした.
なお,有線LANで固定アドレスを割り当てたい場合は,以前と同様に,
の通りにやれば良いだけですね.
ここまでくればあとは ssh 経由で色々みる/試すことができます.時間を見つけて少しづつ試せれば良いなぁ……と思う今日この頃です.
以上!