OMV5 to 6 アップデート備忘録です.
オープンソースな NAS ディストリビューションである OpenMediaVault
の ver.6 系列がようやく RC1 になり,ver. number も 6.0.1 のような形式になったのでアップデートしてみることにしました.
アップデート方法は以下の通りです.
まず,ssh を有効にします.これは OMV5 のコントロールパネルの「サービス」から SSH を選び「有効」にして保存すれば OK です.あとは以下の通り,ssh で該当の NAS にログインし,omv-release-upgrade コマンドを発行します.
$ ssh -l root omv5 # omv-release-upgrade
すると,
のように表示されるので,Yes を選んでしばらく待つと,
のように表示されますので,あとは念の為再起動 (reboot) して終了です.なお,私の場合は VMWare ESXi 上で動かしていますので,ゲストOSの ver. を Debian GNU/Linux 10 (64ビット) から Debian GNU/Linux 11 (64ビット) に変更も必要でした.
再起動後,コントロールパネルにアクセスすると,上記の通りの画面(動画で動きます)になり,ログインすると,
のような今風のコントロールパネルが表示されました.
見た目こそ大きく変わりますが,使い方はいままでとほとんど同じですし,今のところ使うのに困るような不具合もなくとりあえずホッとしているところです.
なお,OMV6 の通称は Shaitan だそうで,どう言う意味なのか調べてみると,
Frank Herbert 著の Dune という小説に登場する邪悪な悪魔を表す用語
なんだそう.NAS のディストリビューションが邪悪な悪魔の通称っていうのはちょっとどうかと正直思うのですが……まぁ,普通に使えるので気にしないことにします.
以上!