Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考(5)の続き.本機を買ってプリンタについて色々思うところがあった部分を少しまとめておこうと思います.
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (1) 購入の動機
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (2) 設置
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (3) 印刷機能
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (4) スキャナ機能
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (5) FAX機能
- Brother MFC-9340CDW 雑感とプリンタ考 (6) まとめ
結論として,
本機を買って非常に良かった
です.このように感じる理由は,
- たまに(週1回くらいでしょうか)しか印刷しない,しかも,そのほとんどがホームページなどの文字と画像から構成されるものの場合は,インクジェットよりもレーザー方式の方が向いている.
- 印刷・コピー・スキャン・FAX が1台にまとまっており,さらにADFが両面対応していることから,ドキュメントスキャナとしてもある程度は使える.
- FAX 機ということで,常に電源ONであり,使おうと思った時にすぐ使える.
- PCが無くてもクラウドと連携し,ある程度の機能を利用できる.
だからなのだと思います.しかも,4万円程度と安価であり,十分に低消費電力です.要するに,「冷蔵庫」と同様の使い勝手,とでも言えば良いでしょうか.大きさ的にも小型の冷蔵庫ぐらいの大きさですし.
考えてみると,前に使っていたインクジェット機である EP-802A の場合,使う前に,まず本体の電源を入れ,ネットワークにつながったのを確認するという手間が掛かっていました.しかも,あまり印刷しないせいか,電源を入れるとノズルの掃除らしきものが行われることが多く,インク切れも結構起こる.結果,出力したのにエラーで止まることも多かった.また,スキャン機能を使う場合は,まず,PCを立ち上げてフラットヘッド部分に紙を丁寧にセットし,再びPCに戻り結果を確認しなければならない.
我が家は一戸建てで,いろいろな部屋から2階に設置していた複合機を使っていましたので,特に1階からの利用がかなり面倒だった訳です.しかし,本機を導入してから,冷蔵庫と同じ様に,当たり前に,気軽に,色々な機能を使うことができる様になりました.
もちろん,この使い勝手を実現するためには,冷蔵庫と同様に常に電源ONである必要がありますが,本機はどちらかといえば業務向けですし,FAX機でもありますので,常に電源ONは自然です.逆説的ですが,家庭向けでは無い設計であることが良かったということになります.
で,常に電源ONで使うことを前提にすると,複合機にはまだまだ色々な機能が複合されて良いと思います.例えば,
- ファイルサーバー機能
- ルーター機能
- アクセスポイント機能
なんかです.PC or タブレット or スマートフォンと複合機を買えばなにもかもIT関係は賄えるというのは分かり易いですし,複合機ということで,ある程度以上の大きさは必要ですので,放熱等についても有利だと思います.発想としてはインターネット冷蔵庫と同じですが,元からIT機器である分,こちらの方が実現性は高いんじゃ無いかと思うのですが,皆様どのように思われるでしょうか?
まぁプリンタメーカーとネットワーク機器のメーカーって全然違いますので難しいかな.
PS. 本記事とほぼ同時に,Canon からインクジェット複合機の新機種が発表されましたが,ビジネス向けの機器として両面ワンパススキャンに対応したものが出てきました.ザッと仕様を見てみましたが,やっぱり大きいなぁ…
本機についてもそうなんですが,もう少しコンパクトになってくれると嬉しいなぁ…