Raspberry pi3 に入れた Raspbian jessie で bridge インターフェースを利用する設定の備忘録です.
Debian 系だと,/etc/network/interfaces に bridge の設定と IP アドレス等の情報をまとめて記せば良かったのですが,Raspbian jessie の場合,固定アドレスを設定する場合は /etc/dhcpcd.conf に書くことになっています.
Raspberry Pi に固定IPアドレスを割り当てる方法(Raspbian Jessie) - Qiita
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じゃあ bridge インターフェースの場合はどのように設定するのかなと試してみました.
結論から言うと,bridge の設定は /etc/network/interfaces に,設定する固定アドレスの情報は /etc/dhcpcd.conf に書くで良さそうです.
詳しくは以下のとおり.
まず,bridge インターフェースを利用できる様にするために bridge-utils をインストールします.
$ sudo apt-get install bridge-utils
それから,起動時にインターフェースが有効になるように /etc/network/interfaces に設定を追加します.
$ sudo vi /etc/network/interfaces ... auto br0 iface br0 inet manual bridge_ports eth0, eth1 bridge_stp off bridge_maxwait 3 ...
最後に割り当てるべきアドレスを /etc/dhcpcd.conf に記述します.最も先頭の denyinterface で eth0 と eth1 に dhcp で自動的にアドレスが割り当てられない様にしておきます.
$ sudo vi /etc/dhcpcd.conf .... denyinterfaces eth0 eth1 interface br0 static ip_address=192.168.0.100/24 static routers=192.168.0.1 static domain_name_servers=192.168.0.1 ....
bridge インターフェスのアドレスを dhcp で自動割り当てにする場合は denyinterface のみ記して何も書かなければ OK のはずです.